「蛙化現象?」蒲団 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
蛙化現象?
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強かな女性と憐れな男の滑稽劇、といった印象。
まぁ、出会い頭に見惚れた時点で時雄の負けですわ。笑
とはいえ、暫くは真っ当で穏やかな師弟関係が続く。
しかし、のっぺ汁で並んで台所に立ったり寝顔を見たことで、忘れていた純粋な楽しさや情欲が蘇る。
そこに彼氏の話が出てしまえば、もう…
一応“師匠”の体裁で話してはいるものの嫉妬丸出しで、彼氏相手に彼氏面発言を連発。
挙げ句、彼氏くんに正論でメッタ刺しにされるのだから目も当てられません。
ただ、(実力のほどは分からないが)まだ何も成してないお前が言うな、とも思う。
「それ以上は怒るよ」と秀夫を窘めていた芳美も、職場に現れなくなり、時雄の連絡を無視する。
チャンスを掴んだ途端にこれだから恐ろしい。
これは時雄の態度に蛙化現象が起こったのか、最初から(処女のフリしてたし)踏み台にするつもりだったか…
男としては、せめて前者であってほしい。
最後、時雄と同じ文面の脚本を芳美が持ち込んでいるのはどう解釈するべきか。
時雄が転んだことは知らないハズなので、ほとんどが芳美の創作だった?
「イカンイカン!」など時雄の台詞がやや古臭かったのは、メタ的な伏線にも取れる。
『ベイビーわるきゅーれ』で銃をブッ放し、ちさとをおちょくってた秋谷百音が純朴な田舎娘(?)を好演。
終盤にめちゃくちゃ大胆な濡れ場があってビビった。
これやるなら、途中の太ももや寝姿も色っぽく撮った方が作品的にはよかった気がする。
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ひろちゃんのカレシさんのコメント
2024年8月1日
コメントありがとうございました。
ベッドシーンの乱用はある種の反則だと私は思っているのですが、今回ばかりはとても効果的だと感じました。
本当に女優、というか女性が怖くなります。