ルックバックのレビュー・感想・評価
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音楽がとても良い
病み上がりの後の第1作目は
キングダムにするかこちらにするか迷ったけど
なやみに悩んでこちらにしたしだい。
原作未読。
デデデデストラクションと同じで、
全くチェックしていないし、
原作者も知らない。
でも皆様のレビューを拝見していると
行かなくてはと思い、
土砂降りの8:15朝イチから行って来ました
30人程の入り。
けっこう入っている。
カップルの何人かはポップコーン🍿あり。
1時間で朝から食べられるのと
余計な心配。
内容はレビュー通り良かったです。
短い時間で良くまとめられたかなと。
途中から涙腺緩みっぱなしでした。
それは音楽がけっこう場面に合っており
盛り上げ方が良い感じでした。
ラストは前向きに又漫画を書いて行くのだろうど思いますが、
パラレルワールドの2人も幸せになって欲しいです。
秀作
素直に感動したものの客観的評価はちょっと弱い
友達に誘われて鑑賞。特に原作、監督については何も知らないで見ました。若干、ファンの方々がたくさん見ている印象です。
ストーリーは切ないお話。恋愛ではなく、友情の話です。
田舎を舞台としているので、ジブリ、細川作品、新海作品のような日常が好きな方と相性はいいと思います。
逆に自分はそれらが苦手よりでしたが、恋愛要素がないためか、なかなか楽しめました。
ご家族で見に行くのも問題ないと思いますが、ちょっと切なさがショッキングになる可能性も。
おデートにも問題ないです。
さて客観的な評価ですが、ストーリーに関しては共感する、しないは別れるのはどんな作品でも一部仕方ないことでしょう。
しかし、そういう経験のない人たち、共感しないであろう人たちを巻き込む引力があったかというと、かなり弱いと感じました。
これは単純に、アニメーションとしての出来がちょっと目につくところが多かったからです。
例えば、音楽の面。
かなり似た雰囲気の音楽を多用し、食傷気味になります。抑揚が少なく、ひたすら感動しろと言わんばかりに感動的なメロディのパターンを連発するので、ひたすら甘い物を食べまくる感覚です。
カット、コマ割り、つまり絵コンテ、演出が関わる部分に関してもかなり手数が少ないです。間を保てず一定のテンポですぐに切り替わってしまうところ、定番無難であろう手法の多用、さほど効果的と思えない小手先の技術はある意味原作(特典でもらった漫画)を忠実にしているのかもしれませんが、これがかなり気になりました。カメラアングルも、似たアングルが多いので、この辺に気づくと入り込めなくなる要因に繋がってきます。(これらは原作の方でも言えるところがあります。)
だからか、名言と思い込めるシーン、名シーンの印象がかなり弱いです。
対して、作画、一枚絵に関してはかなりこだわりを感じ、心情を表すであろう空気感や、背景と人物のギャップにはこの作品の世界の人が描いているかのような感覚を味わえるのはなかなか良い世界感を出してくれます。
ストーリーについてはさほど斬新とは感じないのですが、作者の経験にもとづいているという点やリアルさがすごくぐっときました。クリエイターの苦悩も感じます。
チェンソーマンを見ている方、田舎系の空気感が好きな方には相性はいいと思うのですが、そういうコンテキスト(見る人の価値観、前提、文化)に依存するところは多く、ジブリ作品等のように海外、時代を超えるかというと怪しいラインの作品。駄作ではないですが、至高の作品とまでは届かないライン。
でも、原作者の方のマインドに関しては上昇志向があると作品から伝わってきますので、きっとまだまだ伸びると思います!
逆に監督の方は監督よりも作画担当の方がいいかもしれない、描くのも相当な枚数頑張ったと聞いていますので
じゃあ藤野ちゃんは、なんで描いてるの?
1時間に満たない映画で、ここまで心揺さぶられるとは思わなかった。頭っから、丁寧に作り上げられていることが伝わってきた。キャラの細かい動きも、感情を絶妙に表す間も、キャラと一体の声も、場面転換のテンポも、細部にまで行き届いた背景画も、鎮魂歌のような音楽も。すぐあとに別の映画を観ていてもずっと京本の声が耳から離れず、観ている映画そっちのけで途中で引き上げ、もう一回観だした。同日に二回みた映画なんて今までなかった。
この映画は、喪失と成長の物語。成功者が必ず一度は通るであろう、挫折と敗北感と反骨と努力が藤野を駆り立てる。いや、その努力は藤野にとっては苦労というより喜びかも知れない。そして京本というかけがえのない友の存在も喜びだ。照れ屋な彼女は素直な態度こそ見せないが、京本という友の存在すべてが藤野にとってかけがえのないものだ。
京本にとっても、藤野は特別。なにより藤野がいたからこそ外の世界に飛び出すことができた。藤野は、京本にとってヒロインなのだ。そのヒロインのためなら労を惜しまない気持ちは、アイドルとファンの関係性にも似ているな。一回目では、本棚に同じ巻が何巻もある理由に気付かなかったが、そうかアンケートを何枚を書いていたのかとハッとし、進む道が別々になっても支え続けているんだなと胸が熱くなった。だいたい京本にとっては、別の道を行っているつもりはないのだろう。美大進学はもっと絵が上手くなる手段で、また藤野の背景を描くつもりだと思うからだ。だから、藤野が「京本を部屋から出さなけりゃ死ぬことはなかった」と泣き崩れても、京本本人はその短い人生が不幸だと思ってないと思う。死んでよかったという意味ではけしてないが、部屋から出してくれたことに感謝こそすれ、後悔はないと思うのだ。(劇中、京本の"京"は京アニを匂わせているのか?とドキリとした)
ある考察動画で、京本は藤野にとってイマジナリーフレンドだと言っていた。例えれば、のび太にとってのドラえもん。ドラえもん最終話『電池切れ説』のような、京本の喪失による藤野の成長という側面。だけど、そうなるとあくまで藤野が主人公で京本がサブキャラとなってしまう。たしかに物語は藤野主観で進むのだけど、二人は同列でいて欲しいと願う気持ちがあるので、それを京本が死んでしまう理由にしてほしくはないかな。それよりも、そもそも京本という存在が藤野の想像の世界の人間だった(それではまるで『ぼくは麻理のなか』のようになってしまうが)という仮定のほうが、個人的にはしっくり想像ができた。
ラスト、悲しみに立ち向かうように、そして亡き友に捧げるように、窓に張り付けた4コマ漫画をお守りにして机に向かう藤野の背中が勇敢にも見えた。何度も見せてきた藤野の背中。そう、Look Back!!と訴えているかのような藤野の背中。いつまでも京本に自分の背中を見せるように。この先も京本に恥ずかしくない漫画を描き続ける決意をにじませて。
そして最後に。エンドロールにずらずらっと流れる個人名やスタジオの名前。この誰にも人生がある。この映画に行きつくまでの日々と努力がある。彼ら彼女らの一人一人が藤野たちのように天才と言われ努力を重ねてエンドロールに名を連ねていることに、今更ながら敬意を持った。これだけ多くの情熱が集まって作られた映画なんだなって思えて胸熱になった。
アニメへの見事な昇華
改めて映画は長さではなく、感動の質量である
全編に渡り感情の波が押し寄せてくる。
京本との出会いの直後の主人公の田園ランは、単なる喜びではなく、努力してきた成果を実感しながら自尊心を取り戻す凱旋の歩みであり、人間の心を豊かに描いていたと思う。
アニメーターのエモーションを紡ぎ出す力が卓越している。原作からあの脚本にした力もお見事。冒頭を学校ではなく、主人公の後ろ姿にしたこと。描く苦労を見せるところから、始めたのは大正解だと思う。また、お母さんこれ捨てといてのスケッチブックの上にある白紙の四コマ、飛び散るオレンジジュース、原作にないものが付け足されて、エモーションを足している。これぞ、演出だといえるだろう。
と同時に、少女が自分の情熱をこうやって追いかけていいということを現代の少女にこうも伝えられる映画があるということにも感動した。日本の未来は明るいとさえ感じた。
あまり製作陣に下心のない企画だろうけれど、だからこそ、当たり前を問い直して、きちんと登場人物の心情や、観客に伝えたかったものに向き合っている。だから、素晴らしい作品ができたんだと思う。
つくづく、プロデューサーのヒット作への下心が、業界をこれまでダメにしてきたと反例的に証明しているかもしれない。
合わなくて残念だったな
半分以上泣いていたかも。
評価が難しい作品
大勢ファンの方がいる漫画だと思うが、原作未見の映画ファンの意見として書く。ストーリーの一番大事な部分は実は私は予告編を見て服装等から気づいてしまっていたが、間違いなく技術的にアニメーション表現として素晴らしく、キャラクターも非常に魅力的だった。私は実写アニメ問わず、映画におけるキャラクターという存在にあまり感情移入しない人間だと思うが、京本という人物をもっと知りたいと思うぐらい、彼女が魅力的に感じた。そのように実際の人物のような存在感がキャラクターに宿っているという事,そしてこの作品のテーマである創作における葛藤の描写だけで、もうこの作品は見る価値があるし、多くの人が共感出来ると思う。
が、それ故に映画と漫画というメディアのテンポの違い、つまり恐らくは同じストーリーを漫画で読んだときには気にならないであろうストーリーの展開の速さがもったいないなと思った。恐らくは漫画に忠実に作った結果なのだろうが、映画というメディアには最低でも90分ぐらいの時間の流れが深く物語に入り込むためには必要だと思う。もちろん作品内容にもよるが、今作のように主人公たちに感情移入する事が重要なドラマ作品なら、シンプルな物語でも、そのぐらいの尺が必要になってくると思う。前半から中盤の二人の関係をもっとゆったりと見せることが出来れば、後半に起こることとのコントラストがより深まり、更に観客の感情に深く残る作品になったのではないだろうか。
つまり、既に完成度は高いのだけど、脚色次第で映画として更に一つ上の傑作になったのでは、という伸びしろが見えるだけに、複雑な気持ちになる作品なのだ。
創作する人泣くと思う
気になるなら絶対に見てください!その先にどう生きるか?
まずは気になっているならすぐに見に行きましょう!
料金は1700円と少し高く感じると思います、ですがそんな事どうでもいいと思えるほどの体験ができるはずです。
私はルックバックの前情報を全く知りませんでした、チェーンソーマンのタツキ先生の読み切りという情報くらいで何やら絵を描くのが好きな子供たちのお話かな〜くらいの想像をしていました。
ネタバレせず書くのはおそらく無理ですので、その先はご自分で確かめてください…少しだけ自分が感じた感情を描いてゆくと、こんな感じです
恐らくこの物語は大人になればなるほど共感できてしまう内容になっています、絵を描く、なんの為に、あのときどうしていたら、今何をするべきか
見た方に、これだけの感情を感じさせてくれるタツキ先生の才能に驚かされるし、漫画や絵を描く方なら嫉妬もあるでしょう
絵を描くだけじゃなく何かをするという事に対し、必ず自分より上の技術や才能を持った方に触れた時のエグい感情に溢れていきます
そしてその後の選択の先に後悔をする彼女に共感せずにはいられないはずです、自分は久しぶりに映画館で泣いてしまいました…
先ほど書いた大人であればあるほどこれを感じず生きるのは不可能であり、後悔だけでなくその先にあるものを見なくてはいけないという現実にどう対峙していくのかを見なくてはいけません
絵をあまり描かない自分には、今の自分の状況に釘を差された気分も少しあります
映画館に行ったあとにパチ屋か遊びに行こうと考えていた自分をぶん殴って今やるべき事があるやろ、と再認識させられました
最後に色々な映画を見ますが、楽しい、悲しい、嬉しい、泣ける、とにかく様々なジャンルがあると思います
この中でも、この先の未来に後悔しないために何かをしなければならないと思わされる映画はあまり会う機会はないと思っています
このルックバックは間違いなくそうゆう自分の人生に影響を与えてくれる素晴らしい映画だと思いました
もしかしたらここまで考えてる自分はお門違いの意見かもしれません、本当に絵を描く方たち向けの作品なのかもしれません
ですが私にはこれほどの気持ちと影響を与えてくれました、本当に見に行って良かったと思える作品でした
もし共感してもらえるならいいね、お前の意見は全然違うようでしたらコメントいただければと思います
レビュー見ていただきありがとうございました
中学生の頃を思い出す
原作読んだときにすごく感動したので、映画化の話を聞いたときに絶対に見に行こうと思ってました。
友達と二人で漫画作るのが良いんですよね。
中学生の頃、漫画好きな友達何人かで集まってみんなで書いたりしたのを思い出します。その時はそれぞれが書いてたし、ちゃんと形になった物なんて無いから、この話とは全然違うんですけどね。
やっぱり、上手い、下手があってあいつより上手く書きたいとか、あいつに追いつきたいとか有りましたね。
読み切り作品の映画化なので、コンパクトな上映時間ですが、ほぼ原作通りで上手く映像化していたと思います。
映画化の話聞いてから、映画が楽しみで読み返していないので細かいところはうろ覚えですが。
声優も本職ではない俳優の方ですが、違和感なかったですね。
何度も見直したい映画です
3時間を超える映画を「長さを感じさせず、あっという間」との誉め言葉がありますが、この作品は「58分という短編なのに3時間映画をみたような満足感」でした。
遠くに山々が見える風景、マンションから見える時間と共に変わっていく空の色、どれをとっても美しく、どんなに人生が変わっていっても世界は回っているんだと語っているかのようでした。
何故、没頭するのか?
何故、没頭するのかに明瞭な答えを与えてくれた本作。観に行った後、何かを頑張りたくなる勇気を与えてくれる作品であった。
没頭を通じて心の深い部分で通じ合う。生きる意味ですらある幸福を見事に表現していた。
また、時間の経過とそれに付随した心情変化を四季の移り変わりや空の色、鳥の群れなど様々な情景で表現する豊かさに圧倒。
一つ注目をつけるなら、葬式後?主人公が京本の部屋前で「京本、死んだの私のせいだ」と言うが、主人公や性格的にこのようなわかりやすく感情を言葉にするだろうか。その部分だけわかりやすさを先行させた気がして醒めた。
5.0 人生観を変えられる名作、宝物のような映画
4.5 何十回と見返したい傑作、何年経っても思い出せるほどの感銘を受けた映画
4.0 複数回見返したい秀作、自信を持ってお勧めできる映画
3.5 見返すほどではないがとても面白い良作、観る価値がある映画
3.0 所々ツッコミどころはあるが面白い佳作、観ても時間の無駄にはならない映画
2.5 全体として面白くはないが最後まで観れる凡作、暇であれば観る価値のある映画
2.0 頑張ってなんとか最後まで観れる駄作、観ても時間の無駄となる映画
1.5 寝てしまうほどつまらない愚作、作り手を軽蔑する映画
1.0 論外、話すに値しない映画
衝撃だった。2人の出会い方と、美大を目指したい気持ち。出会ったから...
原作の空気感が損なわれず、 素晴らしかった、息吹が吹き込まれていた...
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