「消化出来ない事って?」ルックバック nakajiさんの映画レビュー(感想・評価)
消化出来ない事って?
原作の評価が高いのに、未読です
読んでいれば違った感想になったかもしれません
機会をみつけて読んでみたい
「チェンソーマン」の藤本タツキの青春物語
ふーん、まったく毛色の違う漫画ですね
どっちが彼なんだろう?
自分の中にある消化できなかったものを、無理やり消化する為にできた作品です。
と、作者は書いている
なんのことか凡人にはわからないなあ
なんだ、「ブラッシュアップ」かあ
流行りのタイムスリップかと思ってガッカリしかけたけど違った
マジメな青春物語
ヒロインの後悔ってそこかよって、ちょっとひきました
えらい昔の話すぎるけど、そういう思考におちいるのかなって
2人が会って事件が起こるまで、10年あまり
彼女は何億とおりの選択をし、数え切れない人から影響を受けたはず
その選択が、影響を与えた人が全部、ヒロインのように責任があるわけないでしょう
ヒロインだって、その間に色々な人に影響を与えているはずです
全て自分のせいなんて、買いかぶりです
まだ中二病なんですね
それに
誰にも未来はわからないから、自分の行動を後悔なんてする必要は無い
第三者だから割り切れても、当事者はそうはいかないかもしれないけれど
やはり自分のせいだと苦しむのは繊細すぎるな
それに、彼女はヒロインによって、十分に充実した人生を生きたじゃない
死なんて、必ずやってくるし、それは明日かもしれない
死はいつでも隣にいます
隕石が頭に当るなんてレアな事もあるかもね
何も知らない僕には、心に響く質の良い小作品という評価しかできないけれど
タツキ先生の中に消化出来なかった事として似たような事だったんだろうか
今回の事件は、京アニの放火犯を見てるみたいで嫌な気分でした
あと気になったのは、セリフと音楽の音量のギャップが大きすぎる事
恐怖映画のような効果を狙ったのかなあ
配信で観るには、人騒がせな音量でした