「京本にとっての漫画とは? 追記 原作本読んだよ」ルックバック セイコウウドクさんの映画レビュー(感想・評価)
京本にとっての漫画とは? 追記 原作本読んだよ
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原作は未読で、評価の高さで鑑賞。藤野視点がメインだが、京本視点でも見たかった。なぜ不登校だったのか、家族はどのように関わっていたのか。京本にとって、藤野の存在は憧れだけだったのか。美大に行こうと思った心の動きが知りたかった。二人共に家族との関わりが見えないが、それは本作の原作者自身を投影しているのか?
藤野は自分が漫画を描いたために京本が死んだと思う場面があったが、そこからまた漫画を描き始める。それは表現者の性(さが)であるともに、自分の漫画で、人に生きる希望や勇気を与えることもできるという決意の現れであるとも思う。
京アニのことを想起する場面は見るのが辛かったが、漫画を描く人もアニメを作る人も、それを乗り越えて前に進んでいると思う。これからもさらに多くの人の心に残る作品やアニメ映画が作られることを願う。
(追記)原作本読みました。ストーリーは原作通りですが、映像になって、藤野の話し方(河合優実が上手い)とか雨の中を走る場面が凄く良くなっています。特別料金じゃなかったら、何度も見たい映画なのに、それだけが失敗です。スラ厶ダンクのように、少ししたら再上映にして、その時は通常料金、レイトショーや曜日割り引き、学生割、シニア割等にしたら、今回の興行収入を大きく越えるでしょうね。
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