「藤本タツキの鬼才を余すこと無く体感する1時間」ルックバック 暇なライトさんさんの映画レビュー(感想・評価)
藤本タツキの鬼才を余すこと無く体感する1時間
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まず、映画に携わった全ての方に感謝を。
私はこの作品の原作を読んでいるが、正直観るまでは1時間ではまとめきれないと思っていた。
同じ感想を持ちながら、観に行った方も多いのではないだろうか。
しかしながら、この思いは開始5分にして裏切られ、少女達の人生が文字通り1時間で描かれる事になるのだ。
映画のタイトルである、ルックバックは終盤に伏線回収されるが、「有象無象に埋もれる自分と自分の世界で唯一無二の才能の持ち主が、互いの背中を見ながら成長していく。」がコンセプトになっていると感じた。
映画の終盤10分は息付く暇もなく、彼女達と同じ時を刻むことになる。
エンドロール後に忘れていたかのように、劇場のあちこちから、息を吐く音が聞こえた。
迷っているなら、見に行った方がいい。
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