「割り切り&振り切り」デッドプール&ウルヴァリン だるちゃさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0割り切り&振り切り

2024年9月18日
iPhoneアプリから投稿

なんばの轟音シアターで鑑賞しました。
Xメンシリーズは好きなので、ローガンなどの番外編も含めて全作鑑賞済です。
逆にデッドプールは1作目は観ましたが、下品さが好みではなかったので、2作目は未見です。
そもそも、あまり好きではないデッドプールの3作目を敢えて劇場鑑賞したのは、今まで一貫してリアル路線を貫いて来たウルヴァリンが、初めてある意味オマヌケな、コミック版のスーツとマスクを着用する姿が観たい一心でしたので、それだけでもう、劇場まで足を運んだ甲斐はあったと感じています。
また、随所にチクリと自虐ネタやパロディが盛り込まれてあるので、クスッとしながら楽しく観終わる事が出来ました。
それにしても、クレームスレスレと思われるネタも多数あったので、よくこれがディズニーでOKになったなと感心しました。
エイリアンロムルスもそうですが、最近のディズニーは残虐シーンに対しての許容範囲が拡がって来たなと再認識しました。
ストーリーはよくあるマルチバース物ですが、デッドプールの世界線を維持するために、なにゆえのウルヴァリン召喚なのかという、一番肝心な部分が腹落ちしないままでしたのて、登場人物の誰にも感情移入できないまま、不完全燃焼状態を引きずりながらの鑑賞となったのは非常に残念でした。
恐らく、他作品に何らかのヒントがあったのだと思いますが、その部分の前提情報は押さえた上で鑑賞した方が良いと思います。

だるちゃ