「物語世界に入り込めなかった」デッドプール&ウルヴァリン 鶏さんの映画レビュー(感想・評価)
物語世界に入り込めなかった
「デッドプール」シリーズも「X-MEN」シリーズも未見だったのですが、再三流れていた予告編でR15+指定を”売り”にしている感もあり、そこに興味があったので観に行ってみました。
戦闘シーンは確かにかなり派手でしたが、全身スーツを着ているモブキャラが多いせいか、たとえ首が飛んでもあまり気持ち悪い感じはせず、また主人公のセリフも猥雑で(面白いかどうかは別にして)笑いを取りに来ていたし、さらにはアップテンポなBGMが全編に渡って流れているので、敢えてR15+にしなくてもいいんじゃないかと思った第一印象でした(別に気持ち悪いのを期待していた訳ではありませんが)。
そんなことよりもちょっと受け入れられなかったのは、楽屋落ち的な説明。マーベルコミックがディズニーに買収されたことをネタにした話がそこここに出て来たのですが、一連の流れをご存じの方であれば面白かったのでしょうが、前述の通り本シリーズを全く知らない者としては、興を削がれてしまいました。
ストーリー的にも、マルチバース要素満載でいろんな登場人物は出て来るものの、殆ど知らないキャラクターだった上、そもそも主人公・デッドプールの目的も”???”だったのが残念でした。一方アクションそのものは中々だったし、映像も精緻、音楽も内容にマッチしていてそうした点では流石人気シリーズだと感じたところだったので、元々のファンならきっと楽しめたんだろうなとも感じたところでした。。
そんな訳で、本作の評価は★3とします。
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