「アメリカの多様性ヒーロー万歳!」デッドプール&ウルヴァリン 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカの多様性ヒーロー万歳!
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最初の戦いのシーンでは血が飛び、首が飛ぶようなシーンでびっくり。しかもデジタル映像が綺麗すぎて引き込まれました。ブルースリーのように、骨をノンチャクがわりにしているところなどは、名作のオマージュかと思いました。最初からこの作品は、15禁である理由がよくわかります。敵を斬り殺すアクションは、刺激の強い殺傷であり流血です。性愛描写も時々入りますので、NGなのでしょうね(笑)。しかも下ネタがめちゃくちゃ多いです。それも品の良いものはあまりありません。とは言っても作品全体が低級という意味ではありません。優れたアクションは秀逸です。機関銃のように繰り出されるジョークというかユーモアというか自虐的なセリフの圧倒的な情報量は、ある種の快感になってきます(笑)。私は字幕で見ましたが、弾丸のようなトークに痺れました(?)。いい加減なデッドプールが、世界の救世主になるかならないかというのが1つのテーマなのですが、最後にはうまく有終の美を飾ったようでほっとしました。思うにこんなスタイルのヒーローも許せるアメリカの精神世界は、ある意味広くて深い多様性を容認する世界なのかも知れないと思いました。それにしても、ラスボスのハゲた女性が虚無の世界を引き起こそうとしていましたが、彼女の存在感は半端なかったです。これからますます伸びていきそうな素晴らしい女優でした(エマ・コリンです)。
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トミーさんのコメント
2024年7月29日
共感ありがとうございます。
いかにプロフェッサーXと兄妹とは言え、どっちもハゲって・・アメリカ人の考えも意外と貧困?
予告でデッドプールが言っていたスラング、“もっこり”なのか“ウェッティ”なのかこの辺が台詞で理解出来れば、もっと笑えるんでしょうね。