「最高!ウルヴァリンを知ってるかどうかで評価が分かれる作品」デッドプール&ウルヴァリン 🐙たこ🐙さんの映画レビュー(感想・評価)
最高!ウルヴァリンを知ってるかどうかで評価が分かれる作品
サイッコー!に面白かったんですけど、これは評価がわかれる………とも思います。
全てはウルヴァリンとウルヴァリンにまつわるアレコレを知っているか否か。
そう、この作品の主役はウルヴァリン。
デッドプールではなくウルヴァリンを知ってるかどうか………です。
この作品は映画ではなく宣言だと理解しました。
「フォックスからディズニーになって、大人の都合でなかったり殺されることにされたキャラクター達を、今後は著作権がきれるまで復活していくよ」っていう宣言なんだと私は理解しました。
人気がなくタイトルからウルヴァリンの名を消されて殺されることになった、たった一人のウルヴァリン。それを人気が出て量産されたデッドプールが連れ出していく。中の人同士が仲良しなのもいいですね。
デッドプール(映画)は、ずっとウルヴァリンのことを大事にしていたものね………。
続編の噂のあったローラ(ローガンが守った少女)や、続編の噂のあったマッドマックスも出てきて「あー」ともなりました。ローラは望みあるけれど、マッドマックスはないんだなあ。
そういった大人の事情をふんだんに盛り込んだ今作は、『過去の作品を知ってるかどうか』で評価がわかれます。
メタ発言、メタ発言にメタ発言。さらに今はじめて明かされる裏事情。たのしい。
ただ製作陣のローガンやエックスメンへの思いが強すぎて、ローガンパートはくどかったりテンポ悪くなってしまいますが。それを払拭するほどのライアン・レイノルズのギャグ。ほとんどアドリブだと聞いたんですがどうなんでしょう。
ハイユキオ!が可愛過ぎ!
内容が過去の全ての作品やコミックを知っていること前提で、映画初見では分からないと思うので(私自身も知らない話出てきたら取り残された気持ちになりました)人にすすめにくいから星は3つです。
でもローガン。おまえが俺にとってのオンリーワンでナンバーワンだ………。
追記。
ウルヴァリンサムライだけはマジでなかったことにされてたのは爆笑しました。あの映画、拷問でしたもんね。