「ドクターストレンジMoMやマーベルズの再来(悪い意味で)」デッドプール&ウルヴァリン Naughty_O_Kicksさんの映画レビュー(感想・評価)
ドクターストレンジMoMやマーベルズの再来(悪い意味で)
最速上映初日に東京へ行く用事があったため、いつもより大きなスクリーンで観る事が出来ました。
まず自分のマーベルエクスペリエンスは、MCUの全てとDisney+ドラマのエコー以外全部とデッドプール前2作、X-MENの初期2作、デアデビル2003、SONY版スパイディ3作アメイジング2作といった程度です。つまりコミック版は全く未読で、映画のウルヴァリンシリーズは結末を知らず、ファンタスティック4は全く知らないというレベルで今回のDP&Wを鑑賞する事に若干の不安がありました。
そういう意味で、先ず冒頭からウルヴィが死んでいる事に驚き、クリス・エヴァンスがキャップでない事が理解できず、『虚無』で出会ったブレイド(容姿は知ってる)以外のヒーローが全く誰だか解らないという状態になったのは当然だったと思います。かろうじてドラマ・ロキS1/S2とフュリオサ(笑)を観ていたので助かりましたが・・・
この様にマーベル解像度高めのファンでないと真の楽しみを得られない(のではないかという幻想)は、作品にとってマイナスではないかと心配になります。スパイダーマンNWHはソニー版3+2作品とドクターストレンジを、ドクターストレンジMoMではワンダヴィジョンやX-MENやファンタスティック4を、マーベルズではワンダヴィジョンやMsマーベルやX-MENを体験していればより楽しめるものの、ライトファンや一般ファンを拒絶している様にも思えてしまいます。(更に英語ネイティブじゃないと本当の笑いが伝わらないとか)
さて本作の感想としては、全編通してドタバタの痛快娯楽(?)作品なので安心して観られますが、何箇所か注文をつけるとするなら、デッドプール軍団は必要だった?ってことかな・・そして無限に続く(ドッグプールの飼い主以外全員不死身)であろう戦闘を収めたのはピーターって・・なんか変異体の扱いもロキS1より雑じゃない?って思いました。
それでも、ギャグや小ネタも含めて何回も観たくなる作品です。手放しで面白い。マーベル好き(HONDAオデッセイのオーナー以外)ならおススメしたいです。