「コメディもの。韓国文化に通じていると有利かな。」マイ・スイート・ハニー yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
コメディもの。韓国文化に通じていると有利かな。
今年168本目(合計1,260本目/今月(2024年5月度)2本目)。
(前の作品 「コーヒー・シガレッツ」→この作品「マイ・スイート・ハニー」→次の作品「ドクちゃん フジとサクラにつなぐ愛」)
韓国映画といえばいろいろなジャンルがありますが、いわゆるアクションシーン等といったものがない、結婚するのしないのをめぐめぐったドタバタコメディもの。
韓国の文化についてある程度詳しいとよいかなと思える点は最後にまとめるとして(これはまとめています)、5月2週に何か選ぶならおすすめといったところかなというところです。
日韓は文化もよく似るといわれますが、文化でやはり違う点はあり、その「差となる部分」の描写の字幕の部分をうまく工夫したなぁ、といったところです(これも後述)。謎解きものではないですが、最後の「あのエンディング」には実は示唆するようなヒントがあるので、ある意味で「謎解きもの」と見るベクトルもあるんじゃないかというところです。
採点上、特に気になった部分がないのでフルスコアにしています。
恋愛コメディドタバタものが好きな方にはぜひ本作を、といったところです。
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(減点なし/参考/序盤のテレビ局「SBS」)
・ 韓国にも国営テレビ、民間テレビ局がありますが(日本のNHKにあたるものは、韓国ではKBS)、SBSは代表的な民間テレビ局です。
(減点なし/参考/「ごま油あり、なし」の話)
・ キンパは日本語で「海苔巻き」と訳されますが、酢飯を使う日本に対して韓国ではごま油を使う特徴があります。それが上記に書いた日韓の文化の差異にあたるところですが、うまくその差を使って訳し分けたなといったところです。
(減点なし/参考/「キンパ天国」について)
これは実際に韓国にもこのお店はありました。
実は古い時代には、「キンパ天国」は商標と考えられていましたが、特許庁(日韓で制度の変わらない部分はあえて日本で基準で記載)から、「天国」というのは「最高である」「一番である」という程度しかなく、「キンパ」という国民食が「一番おいしい」程度では商標にならない(独創性を主張するに乏しい)という理由で商標登録を拒否されてしまいます。
この結果、韓国国内に色々な「キンパ天国」のお店ができるようになり、一部日本でもそのようなお店はありますね。
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