「【ナント、ユ・ヘジン主演の不惑の男女のロマンティックラブコメディ。到頭、ラブコメも不惑の時代に。登場人物の中で一番大人に見えたのがチホのお相手イルヨンの大学生の娘と思ったのは、私だけであろーか?。】」マイ・スイート・ハニー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【ナント、ユ・ヘジン主演の不惑の男女のロマンティックラブコメディ。到頭、ラブコメも不惑の時代に。登場人物の中で一番大人に見えたのがチホのお相手イルヨンの大学生の娘と思ったのは、私だけであろーか?。】
■お菓子会社の研究員で真面目で女性経験もないチャ・チホ45歳(ユ・ヘジン)と、ローン会社で働くシングルマザーのイ・イルヨン41歳(キム・ヒソン)のクスクス笑えるロマンティックラブコメディ。
◆感想<Caution!内容に少ししか触れていません!!>
・フツー、邦画ではラブコメと言うジャンルは30歳位までの男女間で繰り広げられる感じがする。それ以降になると、何となく不倫というジメっとした感じになって来る気がする。
だが、今作は男性が女性経験のない独身男で、女性が結婚経験のないシングルマザーと言う設定で、”不倫”と言う言葉を想起する事無く、不惑の男女のロマンティックラブコメディとして見事に成立している。
ー 因みに、米英では不惑のラブコメ作品がある。性の捉え方の違いだろう。湿性のアジアと乾性の欧米。-
・驚くのは、ユ・ヘジンさんの実年齢が54歳で、キム・ヒソンさんの実年齢が46歳と言う事であるが、二人の演技はそれを全く感じさせない。プロって凄いなあ。
■クスクス可笑しいシーンは多数あるが
1.チャ・チホがイ・イルヨンに恋をした際に、薬局に駆け込み”胸がドキドキするんです!”と言うと、ブスッとした女性店員が”生きてるからね。”と言うシーン。
2.イ・イルヨンが若い時に若気の至りで子を作ったオリンピックみたいに4年に一度帰って来て暴れる男が車でドドーンと蛇と共に登場するも、蛇に足を咬まれて交通事故で昇天するシーン。
ー アッサリと退場・・。-
3.チャ・チホがイ・イルヨンに車の運転を教えるシーン
ー 次々に車に抜かれ、更に自転車にも抜かれるシーン。チホは慌ててハザードランプを付けると、イ・イルヨンが”緊急事態ね!”と言って二人で目をパチパチさせる姿。二人ともおバカである。-
4.チャ・チホの兄ソクホがムショから出所してチホの家に来るシーン。
ー 大喜びのチホ。後半、二人の本当の関係が明らかになる過程は少し沁みる。それにしても、ソクホ君、強面の割には意外と弱っちい。大学一年のイ・イルヨンの娘に簡単にボコボコにヤラレテイル。-
5.チャ・チホがイ・イルヨンとベッドを初めて共にするシーン。
ー 当然、ベッドシーンは映されない。序でに言うと、チホのファーストキス(多分)は、イ・イルヨンに奪われる。クスクス・・。-
<ラストも、会社を辞めたチホとイ・イルヨンは二人にとっては良く行っていた(キンパ天国ね。)キンパ屋をチホの好きなドライブ・スルー形式でオープンし、ソクホは店員としてせっせと働いている。
そして、今作の登場人物の中で、二人のキューピッドとなったイ・イルヨンの娘が一番大人に見えたのは、私だけであろーか。
クスクス笑える不惑の男女のロマンティックラブコメディ、ドドーンと降誕である。>