「呪縛を解くモトゥフェトゥ探し」モアナと伝説の海2 𝐵𝐴𝑈𝑀さんの映画レビュー(感想・評価)
呪縛を解くモトゥフェトゥ探し
前回の壮大な冒険から3年後を舞台に海のかなたにある島にたどり着けば人々は呪いから解放され世界が再び一つになる伝説を知ったモアナは再び航海に出ようとする。呪縛を解くモトゥフェトゥ探し。んー、モアナたちの言わんとしてることはまあ分かるが、現実味や世界の置かれてる事態が呑み込めず、ぜんぶが絵空事に感じた。想像以上にモアナたちの語りによる説明過多が大部分を占めてしまい、物語の旨味ともどこかカタルシスもなく有機的に作用してない。ヴィランも不在であれば、落とし所のクライマックス感もなし。また前回「モアナと伝説の海」(‘16)からの拡張や変化は、アニメーション技術の向上以外ではあまりナイように感じた。ちびっ子敵集団のくだりも魅せ方などふくめて、ダサ過ぎるだろ?あの高波やら雷鳴が降り注ぐなかで誰一人死者が出ないのも有り得なさ過ぎるだろ?もちろん新録の「ビヨンド」や中盤のマウイのリズミカルな楽曲など、ミュージカルに関しての素晴らしさやマウイ筆頭とした仲間たちの団体芸など、ぜんぶが全部ダメという訳ではない。ラストでモアナ3を連想させる謎のシーンがあったが、次回は劇場で観ずに電気ストーブを付けた暖かいお家でサブスク鑑賞します。
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