劇場公開日 2024年12月6日

「新しいキャラクターの魅力不足は否めない」モアナと伝説の海2 asicaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5新しいキャラクターの魅力不足は否めない

2024年12月5日
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鑑賞方法:映画館

モアナの一作目が大好きで、blu-rayは擦り切れる程見た。
公開時劇場に行ったのは次女夫婦のみ。
0歳を預かった私もその0歳児もその後、家族全員が、アニメーションなのにも関わらず美しいその海に魅了された。
魅力はモアナの歌と歌唱力に加え、マウイのキャラクターとストーリー展開と、タマトゥアの場面のユニークさ。
思えばストーリー自体は単純明快で、マウイが盗んだ石ころを神様にお返しに行くって事。
半神半人の当のマウイと。
それは困難な道だけれどモアナは選ばれし姫だという事。

そしてこの作品だけは本作英語版に勝る吹き替えはない。
ミュージカル仕立てのその個性的な歌声はドウェイン・ジョンソンやジェマイン・クレメントそしてエンディング主題歌のアレッシア・カーラ どれもが何人(なんぴと)にも代え難い。
モアナを吹き替えで見るやつは 阿保 とさえ言い切る。

と ここまでモアナと伝説の海(あえて1)を絶賛しての2。

制作の話を聞いた時から 楽しみで楽しみで そりゃもう先行上映を見に行った程ですよ。

期待値上げすぎました。

まず船に一緒に乗るメンバーをモアナが人選していくんだけど最後までその魅力を出しきれてない。

カカモラが 悪役じゃなくなったのは良かった点なんだけれど、その経緯を描く日本語字幕 下手すぎなのか?

レディガガ似のコウモリ姉さんも魅力不足。
タマトォアなんてエンディング後にでさえ 出したいくらいなのにね。

今回 つまり モアナの島モトヌイ以外にも人の住む島があるはずで彼らと交流しつつ共存共栄したい、でもそれを阻む神がいて海流によって出会えなくなっている。マウイはモアナを危険な目に合わせたくなくて、、、、
そのあたり そこのところの会話の訳が なんか分かりにくい。
嵐である敵と戦う時にマウイが言う「溶岩が懐かしい」なんてセリフは前作見てないと面白味はないんだけど そういうのがちょっと奥ゆかし過ぎてもったいない と思うか そこがいいのよ と思うか、、、

歌はどれも素晴らしくて 一緒に行った8歳は 終わってトイレに駆け込みながら
「この映画のCD欲しい!」と叫んでた程!!

エンディングで続きがあるというはっきりした示唆があったので次の3の出来が素晴らしければ これは見るべき価値ある作品になるのだろうなあ と思うのである。

全米興行収入が爆発的だったのは たぶんみんな1が好きで
その続きに対する期待だったんだろう そんな出来だった。

そう思うと モアナと伝説の海 って公開時はそこまで話題にならなかったように記憶しているんだけど じわじわとファンが、それも根強いヤツが増えた映画なんだろうなあ。

asica