劇場公開日 2024年6月28日

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「そんなに悪くなかったんじゃないか」クワイエット・プレイス DAY 1 つとみさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0そんなに悪くなかったんじゃないか

2024年11月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

ちょっとした付き合いで本作を観ることになったが、無印のクワイエットプレイスは観ていない。それでも、音を出したら異星人のようなものに襲われるということくらいは知っていたし、その程度の知識で鑑賞に支障は感じなかった。

さて内容についてだ。無印はホラーと認識していたが違うのかな。この作品はギリギリパニックホラーといえなくもないくらいのスリラーだったかと思う。まあホラーは苦手なのでこれで良かったのだが。
前二作を観ていないので異形のものが何で追えるのか謎すぎて集中できなかったという難点はあったけれど、娯楽作としてそれなりに観られたかと思う。

一つ興味深いこととして、主人公の余命が永くないことをあげたい。
この手のパニックホラーの場合、脅威から逃げ延び、または打ち勝って生き残ることを物語とするものだが、本作では逃げ延びたとしてももう永くないのだから変わっている。ちょっと酷い言い方をするならば逃げ延びることに余り意味がないのだ。
では何をするのかというと、もう永くないからこそ、最期に叶えたい望みがあり、無謀だとしても突き進む原動力になる。
生の可能性がないからこそ燃やしつくそうと奮闘する展開は面白いと思った。

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つとみ