劇場公開日 2024年6月28日

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「3作目ともなると多少でも新たな情報が欲しかった。」クワイエット・プレイス DAY 1 カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)

2.03作目ともなると多少でも新たな情報が欲しかった。

2024年7月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「DAY 1」という事でヤツらが侵略して来た最初の日から数日間のお話。
1作目では特定の音に弱い、2作目では最初はマンハッタンに侵略して来た、泳げない、3船の内1船のみ脱出できたということがわかったが、何者かも何処から来たのかもわからないのは前2作と変わらずのまま。
本作のみ監督が違うので余り勝手な設定を作らない様に気を遣ったのだろうか。

3作目ともなると音を絶対に発してはいけないという設定も幾分か緩まり、筆談やジャスチャーが減り小声で話すことが多くなった分緊張感が薄れた様に思う。
またどの音には反応し、どの音には反応しないのかなど気になる様になってしまい集中力を欠いたまま鑑賞してしまった。(噴水や仲間が歩いて石ころとか踏んだ音には反応しないし)

主人公は余命少ない末期患者なので最後は自らが囮になり仲間を逃すという事はかなり早い段階から想像がついてしまった。

大好きなピザ屋のピザを食べに行くのだが、ピザの生地を勝手にオーブンで焼くなどで食べようとするものだとばっかり思っていたが、通常営業を期待していたようで驚いた。
あの状況下でマンハッタンが壊滅状態である事が想像できなかったのだろうか。
別の店のピザを食べた時の顔も美味しそうじゃなかったし。

また終始猫と一緒に行動する神経もどうかと思った。
いくら介護猫と言っても鳴き声まではコントロールする事はできないし、大勢が避難しているところへ猫を連れてきて周りがブチ切れないのも不自然さしかなかった。

主人公が冒頭で披露した詩は最高だった。
所詮こんな世の中シットだぜ!

カツベン二郎