「新味無しキャラ魅力無し」クワイエット・プレイス DAY 1 あのまりさんの映画レビュー(感想・評価)
新味無しキャラ魅力無し
前作前々作鑑賞済み。
音にしか反応しないという設定自体ツッコミどころ満載ですが、本作ではさらに登場人物の行動のアホさ加減(エイリアンもたいがいアホです)に磨きが掛かっているように思えました。
過去作では超絶的に聞き分けの良い赤ん坊が居ましたが、本作では人間並みの知能で危機を回避する猫ちゃんが登場します。
この緊急時に猫を連れまわす神経も凄いですが、何度も離れ離れになっても必ず再会する運の良さ(ご都合主義とも言う)も安定していて不安や緊張感を削いでくれます。
また相変わらずではありますが、急にデカい音を立てて驚かそうとするジャンプスケアも度々出て来て平凡さに拍車をかけています。
今回特に感じたのが登場人物の魅力の無さで、全然惹かれないヒロイン(?)や、意味不明な付きまといをする気持ち悪い英国人など共感出来るキャラが皆無でした。
それに黒人は命からがら助かって、白人は無残に殺されるという、エイリアンの人種差別主義ぶりにも唸らされました笑。
静寂の緊張感も過去作よりだいぶ後退して退屈な仕上がりになっています。
それにしてもこういう作品でも上映中にひそひそ話す連中の頭の中を是非エイリアンに開けてみてもらいたいです。
あちこちで迷惑を掛けていることが想像出来ます。
2024.7.2 17:10 T・ジョイSEIBU大泉 中央付近4人組
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