「エモさを感じる良作だが、作品性質上の難しさを感じる。」クワイエット・プレイス DAY 1 kou-sukeさんの映画レビュー(感想・評価)
エモさを感じる良作だが、作品性質上の難しさを感じる。
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クワイエット・プレイスの3作目
今作はDAY1という事で、宇宙生命体が地球に落下した日を描く。
1作目や2作目と違い、多額の予算があるのか、宇宙生命体の描写や爆発描写も多数あるのは素晴らしい。
中盤、やや間延びする箇所もあるが、全体的には良作だと感じた。
本作は一貫して、末期の癌患者である主人公が、終わりゆく世界に対して「死ぬ前にしたい事」の為に歩みを進める話だった。
マイナス点としては、
ただ、作品も3作目の為、どうしても新鮮さや驚きなどを感じる瞬間は少ない。
特に1作目の空気感を越えるのは中々難しいと感じた。
また、どうしても周囲の人間よりも、騒音への補正が主人公側に掛かるシーンもあるので、若干ツッコミ所のようにも感じた。
ただ、この作品特有の、絶望の中での最後の希望を見せるシーンは、やはり最高。
・バーでピザを食べるシーン
・街の中で音楽を聴くラストシーンのカット
この2シーンを見れるだけでも、本作の意義はあったと言える。
DAY1を見たことで、また1作目が見たくなるような、シリーズとしての良作であると感じられたのも良かった。
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