「猫、鳴くだろ! シリーズの前日譚、沈黙の悲劇の始まりの日を描く 女の人生の総括と男の人生の再生の物語」クワイエット・プレイス DAY 1 ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
猫、鳴くだろ! シリーズの前日譚、沈黙の悲劇の始まりの日を描く 女の人生の総括と男の人生の再生の物語
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まず、「猫、鳴くだろ!」これだけは言いたかった。
いや、鳴かない子もいるのかもしれませんけど。
飼ったことないのでわかりません。
最初にやらかしたから、すぐに学習したのかもしれませんが。
それは兎も角、前2作は低予算がゆえの後日譚を描いてヒット。
その実績を踏まえて、大予算をかけて、ついにその大事件のスペクタクル作品が製作できました。
それをただストレートに描くと、ただの拡大路線になってしまうところを、
余命いくばくもない女が思い残したことをやり遂げて納得して人生を終わらせる話と、
この悲劇で思い描いていた人生計画が無くなり自暴自棄になっていた男の人生を再生する話にした。
”目的の地”を目指す途中で、二人のそれぞれのエピソードが少しずつ明かされていき、心の交流と変化が描かれるのが良かった。
それにしても、政府の「音を立てるな広報活動」が実に素早い。そこに気づく下りは前作と同じになってしまうからとオミットしたのは名案かも。
あと、マンハッタン島だけに隕石が落ちたはずもなく、橋をぶっ壊したら奴らが渡ってこないからって何の解決にもなってない気がしますが。
IMAX!で、大作っぽいのに、それでもパンフレットの製作がないのは、何とも寂しい限りです。
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