「6歳の冒険にはまあまあ濃厚」クレオの夏休み コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
6歳の冒険にはまあまあ濃厚
少女の爽やかな夏の思い出かと思っていたら、人種はもちろん、経済的な差や、文化、宗教的なこともフランスとは全く違う、意外にも社会派な面もあった。
しかし6歳の少女を1人で飛行機に乗せてアフリカに行かせるとは、フランスもなかなか凄い国。
クレオもセザールも分かってはいるけど、強制的にお兄ちゃんお姉ちゃんにならざるを得ない環境の中で、子どもゆえ上手く吐き出せない淋しさや苛立ちに胸がキュッとなる。
エンディングもフランス的で良い。
エンドクレジットの始めに乳母に捧ぐってあったけど、監督の経験を基にしているのかな?
良い映画だったけど、予告編から勝手に期待していたものとだいぶ違ったので評価が難しい。
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