「【天然パーマで、大きな瞳の小さなクレアの可愛さにヤラレタ作品。小さな女の子の一夏の成長物語でもある。】」クレオの夏休み NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【天然パーマで、大きな瞳の小さなクレアの可愛さにヤラレタ作品。小さな女の子の一夏の成長物語でもある。】
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■6歳のクレオ(ルイーズ・モーロワパンザニ)は、シングルファーザーの代わりに愛情たっぷりに世話してくれるベビーシッターのグロリア(イルサ・モレノ・ゼーゴ)が大好きな女の子。
だが、ある日グロリアは元ポルトガル植民地の母国カーボベルデに母親が亡くなった為に帰ってしまう。
そして、待ちに待った漸く来た夏休みに、クレオはグロリアの故郷で過ごすことにするのだが。
◆感想
・クレオが行ったカーボベルデは、貧しい南国。クレオの事を母親グロリアが長年いなかった原因と思い、冷たく接する息子のセザール。
・けれども、クレオもグロリアの娘ナンダが生んだ赤ちゃんの事をグロリアを取られたと思い、”死んじゃえ!”と思ったり。
・グロリアの母親の葬儀で、亡くなった原因が、クレオの母親と同じ癌で亡くなったと知って泣きじゃくるクレオはヤッパリ優しい女の子なんだよね。
このシーンを始めとして、クレオを演じたルイーズ・モーロワパンザニちゃんの喜怒哀楽の表情が可愛くて、切なくて・・。
ホント、凄い子役さんであると実感しつつ、クレアのお父さんになった気持ちで観てしまったぞ!。
◼️今作品はクレオの可愛さに尽きる作品であり、彼女がラスト崖から海に飛び込むシーンが象徴している様に、クレオの一夏の成長物語でもある。
<今作品は巴里にクレオの乳母として、長年彼女を実の娘の様に可愛がるグロリアが、我が子を置いて出稼ぎに行かざるを得なかった背景をベースとしながらも、二人の強い絆とクレオの一夏の成長する姿を描いた作品である。
劇中、随所で描かれるアニメーションも作品に良き風合いを与えている作品でもある。>
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