「感情は「水」のように揺れ動く」大洪水 みうさんの映画レビュー(感想・評価)
感情は「水」のように揺れ動く
題名とサムネイルからパニック映画かと思って観始めた作品。
しかし蓋を開けてみればSFヒューマンドラマで、キム・ダミと子役の子の演技が光る秀逸な作品だった。
とはいえ、クリストファー・ノーランを意識したような、時系列が前後する構成と主題、加えて韓国らしいサクサク展開が、難解な物語をより難解にさせてしまったのは否めない。
ただ、しっかりと情報を拾っていけば、どういう時系列で物語が進んでいるのか、そもそも何を描いた作品なのかというのは理解できる。
むしろノーラン作品に慣れている人であれば、難解にも感じないだろう。
まとめれば、感情を持ったAIを作り出すための実験(シミュレーション)を繰り返し、究極の状況を作り上げて「愛」という感情を芽生えさせるお話。
シミュレーション内容はさながらノアの方舟であり、その中でも感情を「水」に喩えて時に溢れ波打ち溺れる表現もあり、SFジャンルの物語ながらもかなり文学寄りの発想で面白く感じた。
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