「良くも悪くも構図ありきの映画、だと思う。」朽ちないサクラ あるひさんの映画レビュー(感想・評価)
良くも悪くも構図ありきの映画、だと思う。
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最後ドンデン返しあり、との前情報からディアファミリーと天秤にかけてこちらを選択。
途中、タイトル回収のエピソード(イベント)から、勘のいい人は黒幕が誰かは推察できるようにはなっている、が、語られてない構造上の要素があるようですっきり解読しきれる訳では無い。Sは結局誰だったのか?複数?ヘンミはなぜ公安の言いなりなのか、何か弱みが?
ブレーキ壊しただけで確実に口封じできる?もしシートベルトしてたら一命はとりとめてるんでは?
などなど。
まあ結末で真相はコレと明示しているようでしてないのでしょうがないのかも。
一つどうしても腑に落ちないのが主人公が事件に首を突っ込む方向にリードしている点。いや話が進まないからストーリー上はそれでいいのだが、黒幕が主人公の推測通りだった場合行動原理が矛盾してない?というところ。
桜(吹雪ほどではないが)舞う中をスクリーン上手側に向かって歩く主人公が印象的(意図的ではある)でこの絵を撮りたい映画だったんだろうなあと思われる。
私は公安に立ち向かう道を進んだ!という意思のようなものがみえてよい。
オープニングタイトルが橋の橋脚に被るようになっていたり、等構図にコダワリが見える。
ただあまり深い意味のないパターンもあるようで評価に迷う作品。
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