劇場公開日 2024年6月21日

「先月観て、大いに笑わせてもらった「帰ってきた あぶない刑事」の原廣...」朽ちないサクラ モッチさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0先月観て、大いに笑わせてもらった「帰ってきた あぶない刑事」の原廣...

2024年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

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興奮

先月観て、大いに笑わせてもらった「帰ってきた あぶない刑事」の原廣利監督の作品ということで、期待して観に行った。

「あぶ刑事」のような笑い🤣を期待していた私を嘲笑うかのような、笑い🤣の要素が1㎜も存在しない、シリアスな内容の映画だった。

自分のせいで、親友を死に至らしめてしまったのではないのか?と、自責の念に駆られた森口泉が、警察官ではなく、捜査権のないただの事務員の立場で、独自に親友の事件を捜査する。

捜査していく中で、見えたものが、「朽ちないサクラ」だった、という話。

「公安」のことを、「サクラ」というらしい。

この「公安」の掲げる正義が、私のような一般人とは大きくかけ離れているために、理解不能な事件が次から次へと起きる、衝撃作に仕上がっていた。

「公安」という組織は「朽ち果てることなく脈々と受け継がれる!」と訴えているように感じた。

親友の死の真相を知った、森口泉が決意したことに、とても好感を持った。

原廣利監督は、「あぶ刑事」のような笑わせ😭てくれるコメディも、1㎜も笑わせ😔ない、シリアスなミステリーも魅せる監督だと思った、「朽ちないサクラ」だった。

モッチ