「オールパイ・イズ・グッドパイ」ヒットマン ジョンスペさんの映画レビュー(感想・評価)
オールパイ・イズ・グッドパイ
近頃人気のグレン・パウエルが、ニーチェだのフロイトだの哲学だの人生だのと長いカットで説教くさいことをしゃべるリンクレーター監督らしい作品なのだが、ひと言で言うと、そんな都合のいい相手がいるかよ!そんな羨ましいうまい話があるかよ!という感想。一応、ちょっと実話を基にしているということで、リアル囮捜査官のゲイリー・ジョンソンさんが人を殺してマディソンみたいなとんでもない美女とくっついたというわけではないと思う(当たり前)。
そんな終盤のイリーガルな展開を受け入れられるかどうかというのはあるが、オレ自身は世の中には死んだ方がいい人間もいると思っているので、ジャスパーはそこまで悪じゃない?と思いつつ、ウディ・アレンのマッチポイントっぽさを感じさせる捻りすぎないアイデアが、犯罪ラブコメとしてちょうどいい加減という気がした。
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