「グレン・パウエルは声が好き」ヒットマン カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
グレン・パウエルは声が好き
賛否あるようだが、「ほー、そういう終わり方なんだ」と思わせる意外性は自分的にはアリだった。
実在したモデルがいたとのことなので、アメリカの警察は本当にこういう事(捜査ではないと思う)をしているというのにまず驚いた。
法廷で弁護士も言ってたが、わざわざ変装までするのは「◯人依頼」を誘発、助長しているという指摘も頷けるし、中には無罪になる人もいるというのも頷けるほどかなり法律スレスレのやり方。
しかも自分自身も法廷に出ないといけない?という非常にリスクが高く割の合わない仕事。
人気絶好調のグレン・パウエルが主演の他にプロデュースやスクリーンプレイも兼任した肝煎りの企画の様だが、トップガンの様なクールでカッコ良い役よりもコメディに七変化や大人のシーンを盛り込んだ勧善懲悪ではないところが興味深い。
やはりこの人も演劇バカなのでしょうか。
相手役のアドリアナ・アルホナも美しく華のある女優さんで、悪女なのかよくわからない立ち位置でも鑑賞者を味方につけるくらい魅力的で、最後はすんなりと受け入れてしまう程だった。
派手そうに見えて実はドンパチや血も一切見せない地味だが見応えのあるシブめの映画。
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