「面白い」正義の行方 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
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警察側の話を聞いて、そうだそうだクマが犯人だと思っていると弁護側からの話で、やっぱり違う裁判は公平じゃない、と非常に気持ちがあっちに行ったりこっちに来たりする。警察関係は、自宅にやたらと床の間があって掛け軸とガラスケースの置物がある。それなりに慎重ではあったと思うけど、決めつけも否定できない。オウムの時に狙撃された国松長官まで出てくる。クマさんはクマさんで怪しさもある。目撃証言と言っても犯人を直で見たわけはないし、ほとんど車のことばかりだ。それも本当に犯人の車なのか確定しているわけではない。シートの繊維とか血痕とか言うけど、DNAの資料がひどく杜撰だったことも考えると怪しい。一方で車を徹底洗浄して慌てて売るのも怪しい。
疑わしきは罰せずの原則が守られていないのは確かだ。
面白かったけど長い。休憩入れて欲しい。新聞社の人が気持ちを込めてすごくいい話をしている時に寝ているおじいさんのいびきがごうごうと響いていた。
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