胸騒ぎのレビュー・感想・評価
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対人ストレスあるある欲張りセットから絶望ホラーへ
実に嫌な感じでじりじりメンタルを削られ、弱ったところで最後にがつんと殴られる北欧謹製ホラー。
冒頭から不穏すぎる劇伴が鳴り響くのに、全体の3分の2ほどが経過するまでは「見るからにホラー」な出来事は起こらないんですねこれが。
旅行先のイタリアで、オランダ人のパトリック一家と知り合ったデンマーク人のビャアン。
後日、手紙で彼らの自宅へ招かれ、車でオランダの人里離れた一軒家を訪れるビャアンたち。パトリック夫婦は明るい笑顔で彼らを迎え入れおもてなしをするが、いちいちちょっとおかしいのだ。
私たちの日常でも、他人とのコミュニケーションの中で、相手の受け答えや物事のやり方に、自分の常識との違いや、その「ずれ」による不快感を覚えることは珍しくない。大人であれば、価値観や文化の違いの範疇と判断して受け流すことが多いだろう。
本作のパトリック夫婦は、そんなリアルな不快感を煮詰めたような行動をとる。ベジタリアンにうっかり肉料理を出すとか、酔っ払って人目もはばからずいちゃいちゃするとか、名物料理の店に誘っておいて当然のようにおごってもらうとか、一緒に楽しく過ごそうとしている他人の目の前で子供を叱るとか。でも、ビャアンたちに対する物言いはいたって普通の人の風情で、本人なりの善意を感じさせる(パトリックはちょいちょい違和感がちらつくが、そのチラ見せ加減が上手い)。そのギャップが不気味だ。
このぎりぎりホラー未満の、日常と地続きの不快感(まあ誇張はしてるけど)で1時間以上話を持たせるのだからすごい。途中、一度は逃げ出しかけたのに娘がぬいぐるみを忘れたと言い出して戻るホラーお決まりの展開や(お決まりなんだけどイラッとする笑)、ビャアンが何故かパトリックに日頃のストレスを打ち明けて泣き出し、2人で採石場で叫ぶというシュールな場面を挟んで、なかなかどうして飽きさせない。
いつホラーになるんだ? とは正直思ったが、決して退屈ではない。同時に、気づくとじわじわとメンタルを削られている。ここまでのパートに見応えを感じるかどうかで、作品の評価が分かれそうだ。
日常の対人ストレスあるあるを濃い味で提供する中に、舌のない少年や胡散臭いチャイルドシッターなどホラーの予兆を散りばめて、物語はとどめのラスト15分へと突入する。
いやもうさすが北欧ホラー、殺し方が陰湿ですわ、などと思いつつ、どことなく様式的なものを感じたのだが、パンフレットによると案の定キリスト教由来の描写だった。舌のない少年のアーベルという名前、石打ちという方法、エンドクレジットを飾った絵画「ガニュメデスの略奪」。(ちなみに、パンフレットがほぼA3サイズという保管に困るデカさでびっくり)
監督は、イタリア=天国、デンマーク=辺獄、オランダ=地獄という構想で物語を作ったそうだ。実際にイタリア旅行でオランダ人と仲良くなり、家に誘われたが断ったという経験があり、「もし行っていたらどうなっていたのだろう」というところから着想したという。(デンマーク・オランダ合作だが、それでいいのかオランダ人)
最後、娘のアウネスが受ける仕打ちがもうきっつい。小さい子供に対するああいった残酷描写は、今時けっこう珍しいのでは。
中盤までで地味に削られてきたメンタルに、あのラストの絶望感は想像以上に効く。パトリックたちの行動原理が最後まではっきりしないのも、いい意味で嫌な後味を残す。
彼らは、奪った子を連れてイタリアのヴィラに出没しては子連れの旅行者を物色し、家に招いて新しい「舌のない子」をゲットして、前の子供は殺してしまう、という行動パターンのようだ。奪ったカメラやスーツケースを売り捌いたりせずコレクションしているところを見ると、手の込んだシリアルキラーというところだろう。
だが、身も蓋もないことを言えば、子供(と、金品も?)を奪いたいなら相手が家に来た時点で両親をヤッてしまえばいいのだ。何故しばらく生かして、(ズレた感覚で)一生懸命おもてなしし、旦那にストレス解消法を伝授したりするのだろう。彼らなりの美学、こだわりがあるのだろうか。
まあ、凡人の理解の範疇にある方法を取らないのが異常者の常で、だからこそ恐ろしいのだろう。
よく知らない人には、ご注意を!!
《ストーリー》
イタリア旅行中に仲良くなったオランダ人夫妻から、家に招待を受けた
デンマーク人夫妻が意味不明の酷い目に遭う話し。
理不尽で不可解な映画だった。
可愛い少女(娘)は舌を切られて・・・
・・これからは、あそこに居た無舌症の男の子の代役?
それにしても無抵抗なデンマークから来た夫婦。
逃げるのに失敗した(車が砂地でストレンジ・・・
・・・妻が殺人鬼夫婦に電話で“助けて“と呼び寄せたのか?
そして娘は舌を切られ・・・拉致され・・・
デンマークから来た夫婦は、
「服を脱げ‼️」との命令を素直に聞く。
そしてこの場面から、BGMはメサイアか?
レクイエムか?知らないが
女声コーラスが、美しく厳かに鳴り響くのだった。
夫婦は裸で素直に崖を下って行く・・・
岩だか?石だか?
次々と襲ってくる・・・そして石にぶつかり倒れた、
折り重なるように力尽きて2人は死に絶える。
これは「石つぶてで追われる」
異教徒かなんかの儀式で、
生まれながらの原罪なの?
キリストが処刑された“ゴルゴダの丘“なのか?
「胸騒ぎ」のデンマーク夫婦はほぼ無抵抗で、
屠殺場へ引かれる牛のように観念したかのように殺されてしまう。
前半からグダグダしていて、不平の多いベジタリアンの妻が
何か違和感に(胸騒ぎ)を覚えて、逃げようとするものの、
娘が「ぬいぐるみ」を忘れて車は引き返す。
そして二階に上がり夫が見たのは、
壁に貼り付けられた旅行者らしき夫婦と子供たちとの
記念写真。
夫の「胸騒ぎ」
それはこの家の主は殺人鬼のサイコパス?というもの。
これも唐突で計画性のない展開に思える。
なんと言っても「殺人の動機」に説得力がなくて、
行き当たりばったり。
オランダ人夫婦(特に夫)の悪趣味で刺激的な暇つぶしが
とんでもない行為だった。
現実には、現実にはもっと酷いリンチを
理不尽に受けて死ぬ人がいる。
景色と宗教音楽と女優たち(少女含めて)が
美しかった。
「胸騒ぎ」の原題「Gaesterne」は
デンマーク言語で「ゲスト」だとか。
見なきゃ良かった。
やっぱりそう来ますか。ネタバレ読んでから見たので結論を知ってたから最期まで見れたけど、悲惨の一言。確かに逃げられたかな。ガソリンは多分抜かれてたね。逃げられないように仕組まれてる。現実なら、逃げられるかも。でも、本当の人さらいならもっと上手くやるだろうな。自分の子ども殺す必要ないし。明らかにホラーに意図的にしている。怖いわ。
人間同士のあるあるトラブルで終盤まで引っ張ってほしかった。
あらすじを見た感じ、「旅先ではテンション上がって意気投合しちゃったけど、私生活が垣間見えてくると価値観がかなり違って戸惑う」という人間関係あるあるのストーリーだと解釈。
確かに序盤~中盤はそんな感じなんだけど、終盤はサイコスリラーに。
私が面白みを感じていた人間関係のすれ違いというテーマが置き去りにされちゃったかんじで、ちょっと肩透かしを食らいました。
だって、殺人&子供誘拐家族と価値観が合うはずがない。だから、あるあるにならない‥。
単純に「穏やかな意識高い系都会家族」と「田舎で感情表現率直な伝統家族(子どもにも手を上げがち)」の意識のずれがだんだん広がっていって、最後に悲劇が…みたいなパターンではいけなかったのだろうか。
犯人側の家族も何が目的であんなことをしているのかよく分からなかった(お金目的なのか趣味なのか)。割といつでも逃げられる環境にしていたり、むしろ逃げたくなるような居心地悪めの「おもてなし」をしたり、本当にやる気あるのか?
子どもの死体を見たのに車内で妻子にその情報を共有しない(おかげで妻が殺人家族にヘルプの電話をする)、裸になれって言われて素直に裸になり無抵抗で石で撃ち殺されるなど、後半の設定が出てきてからストーリーがご都合主義の方向に迷走したようにしか見えない。
中盤まではあるあるのイヤーな感じがよく出ていたので、残念。
まさにホラー映画。
デンマーク語の原題は"ゲスト"、これはつまらない、英語タイトルは"悪口を言わない"、見始めて10分で"胸騒ぎ"という邦題が素晴らしいと思ったが、最後まで観ると英語のタイトルはストレート過ぎると思った。バッドエンドなのは知っていた。デンマーク人の監督がイタリアの旅行先でオランダ人家族と仲良くなり、旅行が終わったら遊びに来るように言われたこと(結局誘いには乗らず彼は何も嫌な経験はしていない)が着想となりこの映画の脚本が出来たらしいが、なんと捻じ曲がった性格なのだろうか?以上のような事前情報を元に観てみた。考え得る限り最悪のバッドエンドだった。バッドエンド映画のランキング上位を狙って作ったとしか思えない。異常な内容なのでとても知り合いには勧められない。しかしながら、面白かった。そして正にホラー映画だった。無駄なシーンが全くなく、音楽も(クラシック、ロック)も実に効果的。一つどうしても納得できなかったりのはデンマーク人夫婦が最後に殺人鬼夫婦に全く抵抗しないこと。特に旦那は自分を犠牲にしても家族を救うべく尽力すべきだったのでは?環境に配慮する、言われたことは守るお利口ちゃんな欧州人は最早生き延びる為に戦うことを忘れてしまった、というメッセージなのだろうか?
あなたたちの中で 罪を犯したことのない者が この女に、まず石を投げなさい
胸騒ぎ、この邦題について、観進めている内になるほどと思いました。
胸がざわざわしますね。
ベジタリアンのくだり等、違和感のつくり方が実に上手いと感じたのですが、
割とパトリックが狂暴・強引な面を見せていくところは、
違和感どころではないので、もうちょっと巧みに違和感をつくっても良かったかなと
思いました。
接待する側が良い夫婦と信じさせるために旅先で演技をし続けていても
招いたビャアンとルイーセ(というかルイーセ)に、違和感を覚えさせてしまうところが
ちょっと雑な気がしました。計画的なはずだからもっと信じさせるべきなのに。
で、ルイーセは帰ろうと言うものの、結局引き止められて帰らないという・・・
なんとも日本人的な判断だなと感じました。これが分岐点でしたね。
この夫婦おかしいわ!と確信したビャアンは、ルイーセと娘にすぐ帰ろうと言い
帰ろうとしますが、ちゃんと車の中ででもその理由を言っとくべきだったんですよねー。
そうしていたら、クルマが止まった後のルイーセは、
後々ホイホイと彼らについていくことはなかったわけで。
ここも分岐点だったんじゃないかなーと思います。とっとと逃げろよ!と。
でも殺されるかもと伝えていないビャアンの失敗ですね。
ラストも服を脱げと言われ、素直に脱ぐし、反抗することなく
石をぶつけられて殺されるし、えぇっ!?って感じでした。いや戦えよ!と。
なんで石をぶつける?ということと、エンドロールのビジュアルが聖書っぽいなと
思って調べたら、「罪を犯していない者が、石を投げなさい」。これかと。
でも、罪を犯している人のやっていることなので、全く持って筋が通らないですね。
いつか捕まる、この殺人夫婦。と思いました。
胸クソとの評判が多そうな本作、
私的には同日に鑑賞した映画『マリウポリの20日間』の方が現実ですし、断然胸クソです。
偽家族
やっと気になる話題作を6月になってから鑑賞ができた(;゚∀゚)=3ハァハァ
やはり期待は裏切らず!
最後までハラハラ・ドキドキのスリラー感は見ていてたまんなかった。くるか、くるかと見せかける恐怖演出も、お化け屋敷にいるかのようなまさかのドッキリも観ている方を飽きさせない演出は素晴らしいと思う。
そして、イタリア旅行で親しくなったオランダの家族の正体に愕然(゚A゚;)ゴクリ
安易に親しくなった間柄言えども信頼しすぎたら駄目だよということを教えてくれる。
とりわけ嘘をつくのはうまい印象。国境なき医師団として活動してるんだって医者を装いまた家の中では仕事をしていないヒモを装い、本当の正体が何なのかが凄く気になる。
恐らくだが、夫妻が最後は全裸になり石打ちの目に遭いながら亡くなるシーンに出てくる土地の一帯があのオランダ家族が所有権を持つ土地ならば最後まで遺体は通報されなければ見つからないわけだし、車もポンコツ屋のようなところに売り出せば金になるなる証拠隠滅もできちゃう。
あのオランダ家族の子供だと紹介していたのがホストファミリーとして家に招き入れ夫妻だけ殺めて現金になる物のみ盗む、或いは金にするのが目的なら、目撃者である子供には黙っておけということで舌を切り喋るのが困難な状態で偽家族を装い、そしてまた新たな家族を招いたら前の家族の子供を用済みで殺してしまう。
いやー考えれば考えるほどゾッとする。
なるほどこれは寓話
いつも通りに特に事前情報全くナシでのぶっつけ鑑賞
いや、おもしろかったですよ
多少の難はありつつも普通の話の流れの中で、音楽だけやたら不穏さを強調するのはやりすぎな気もしますけど
ミッドサマーなどでも考えた「この状況の判断のターニングポイントはどこだったか?どうすればルート変更できたか?」というのは、この映画に於いては一番最初の誘いに乗るかどうか以外では、ウサギを回収するかどうかの判断だったのでしょうけども。あのあたりのシーンは観ていて本当にじれったいというかもどかしいです。
あー・・・引き返しちゃったか・・・何が起こるんだろう?と
終盤のなされるがままになってしまうのは、寓話的な話の流れのように受け止めました。
母のほうは娘がああなってもう何もかも絶望して観念してしまったのかもしれませんけども、若干表現不足な気もしました。夫のほうも人畜無害な性格なのはわかるけども、それにしてもなにも抵抗しなさすぎですし。
娘を差し出した、とするシーンてどこの話なのかな?と迷いますが、やはり夜中に夫婦で夢中になって娘を(一時的なつもりで)ほったらかしにしちゃうところでしょうか?
オランダの世界一アピールって小国ならではの虚勢も多少は含まれているという話をどこかで見掛けましたけども、この作中でもチーズについてやたら熱弁するシーンがありましたね
オランダのチーズたべてみたいです
HTC有楽町、
普段来なさそうな若者グループが観に来ていて鑑賞後わいわい談笑していたのがほほえましかったです
Speak no evil
イタリア旅行で知り合ったオランダとデンマークの二組の夫婦。実際、オランダの俳優とデンマークの俳優の組み合わせ。
ホストのパトリックはオランダ人。
オランダの公用語はオランダ語
デンマークの公用語はデンマーク語。
共通の会話は英語なので、自然です。
隣国なのにオランダ語で話す夫婦の会話はデンマークの夫婦にはわからない設定。
確かに券売機式のラーメンチェーン店でアルバイト店員全員外国人で、お国言葉でずーっとヒソヒソ話されると、食べてる間、悪口を言われている気がして気分が最悪。
先天性無舌症ってあることはあるらしいがものすごく稀らしい。
予告編を観て予測はついてましたが、実際観てみるとショッキング。
舌噛むと死ぬって思ってるし、ウソついたら舌抜くぞなんてよく言われるし。
狙われる家族は子供が一人で、両親ともに人が良く、他人に対して従順な夫婦。
離れの沢山の家族写真を見てしまうシーン。次々と子供が取り替えられていることに気がついた。
ガソリン抜かれたね。
銃器やナイフを使わないのもちょっと新鮮。
パトリックとカリンは本当の夫婦なのか❓ベビーシッターの男との関係は❓
きっと食べさせられた肉は人肉でしょうね。
子供がなぁ
映画でも子供が酷い目に遭うのを見るのはキツイ。
被害者家族にも問題はあるかもしれないけど殺されても当然な事は何一つなく、むしろいい人すぎてそこにつけ込まれた。
現実にも確実に悪魔のような人間はいる。
そのような人間に出会った時には速攻で関わりをたつ、相手の顔色なんて伺う必要なし。
映画のお父さん、いい人なんだけど家族を守るって言ってたのだから命懸けで悪に立ち向かって欲しかった。
相手を殺してでも家族を守るぐらいの気概を見せて欲しかった。
まぁでもそうしたら胸糞ラストがなくなるけど。
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ポスターや予告から不穏な雰囲気を感じて、恐る恐る劇場へIN。特典はポストカードでした。
よくもまぁこんな残酷な話を作れたもんだ…と唸るばかりでした。
居心地の悪さ、不快の積み重ね、臆病と優しさは紙一重、とんでもない物量で殴られっぱなしで、これに巻き込まれたビャアン夫婦はもう不幸としか…。
ベジタリアンのルイーセに肉を食べさせることを強要したり、子供にアホみたいに怒鳴り散らかしたり、子供を置いて食事に行ったり、側から見ても不自然な行動を繰り返すパトリック夫婦に対して観客とビャアン夫婦が怪しみながらも、どこかフランクな面を見せられるとまぁいいかってなってしまう感覚を共有してしまってるもんですからもうすでに恐ろしいです。
パトリック夫婦の息子のアビルがビュアンの後ろに立って口を大きく開けるシーン、めっちゃ不気味でここで何か口から手とか出てきたら笑えたのに…。口を開けたら舌が切れて一部無い…。ポストカードのデザインここかよ、しかも絶対これ後々の展開に活きてくるやつじゃんと俄然目が離せなくなりました。
この家から抜け出そうってタイミングで確実に抜け出せるのに、何かしらトラブルが起こって、多少登場人物たちが抜けているというのもありますが、基本的にはバカ行動ではなく巻き込まれて大惨事という形がストレスにならず(ある種のストレスではあった笑)観れたのはかなりデカかったです。
まぁ事故るシーンとかはなんでやねんとツッコミなりたくなりましたが、あの状況だと判断も鈍るわなと合点いきました。
娘がウサギのぬいぐるみさえ無くさなければこんな事には…このガキんちょめ、ちったぁ痛い目見なさいよ!と思っていたけれど、誰もそこまでやれとは言ってないレベルで酷い目に合わせるのでもうゾゾっとしっぱなしてした。
ビャアン夫婦にも多少なり問題があるのというのも面白く、ビャアン自身は気が小さすぎるのか判断が遅く、どうしても笑顔で色々乗り越えようとする姿は、それはダメだろ…と思いつつも、でも自分もこういう形になっちゃうよなというのがあって直視できなかったです。
夫婦で盛り上がってしまって、娘の声を遠ざけてしまった時も、パトリック夫妻の部屋に招き入れた事に対して文句を言っていましたが、それに対するカリンの言い分が真っ当すぎて、どちらも過ちを犯しているのに冷静に正論で捩じ伏せてきたので観ているこちらもキューってなってしまいました。
もうラストシーンなんか希望が全く無い、ビュアン夫婦なんとかして抗えないものかと思いましたが、娘が痛めつけられて連れ去られてなんて後に怒りも何も湧かず、こちらも辱められながら痛めつけながらの最期…。
何度も逃げるチャンスはあったし、何度も反撃できる隙はあったはず、でも何もできずあぁなってしまうラストは今作ほどでは無いにしろ、日常生活近しい経験をして困ったことが過去あったので、映画としてのエンタメ性よりもそのリアルさに相槌打ちっぱなしでした。
パトリック夫婦の目的が全く分からずじまいで終わったのも恐ろしすぎて、宗教文化のメタファーなのか、カニバリズムなのか、それともただの快楽殺人夫婦+協力者なのか、なんにしろここが全く明かされなかった作りが最悪の余韻を残していて最高でした。
根が優しすぎると他人の意見にNOが言えず、ちょっとした事でも我慢しちゃう、その最終形が今作のパトリック夫婦のような怪物を生み出してしまうのかななんて思ってしまいました。
でもこれは現実でもあり得なくは無い話なので、ヒューマンホラーの中でもかなり身近なテーマだったからこそより恐怖が増築されていた気がします。
役者陣も抜群に上手いのがさらに今作の君の悪さを際立たせていて、カリン役のカリーナ・スムルダースさんの早口で淡々と言い放つ所とか仕草とか、別に暴力的な事なんてしてないのに、かつてない恐怖が襲ってきました。この方の出る作品は追いかけなければならない…。
公開前にリメイクされる事が大々的に取り上げられていた事にはかなり疑問に思っていましたが、ホスト側の視点でのリメイクというのは斬新だし良いなと思いました。
でもホスト側の真相は分からないままでも良かったのになと思ってしまう自分もいるくらいこの作品に取り憑かれているみたいです。
ジャンプスケアに頼らず、しっとりとした演出でビビらせてくれる傑作怪作でした。
普段外国人観光客とよく接する仕事(職場が観光地でよく観光客が彷徨ってくる)なもんで、何を言ってるか分からんし、日本語喋ってくれよと思いながら仕事してるもんで、もしかしたらめっちゃ悪口言われてんのかもなぁと怪訝な目で今後見てしまいそうです。
しっかし今作を観る前に「ミッシング」を観て心抉られてからの今作のハシゴでさらに致命傷を負うとは…。大変な1日でした笑
鑑賞日 5/17
鑑賞時間 20:35〜22:20
座席 B-12
「分断」される世界の戯画としての、「捕食者に蹂躙される獲物」を描く容赦のない物語。
ごめんなさい、悪いけど意外と面白かったわ、この映画(笑)。
いろいろと「ひどい」映画であることは間違いないが、
まあ世の中、こういうもんだよね。
確かに、僕たちが思ってる「予定調和」のエンディングではなかったかもしれないけど、これはこれで、「予定調和」を超えた「予定調和」なのだと僕は思う。
弱者必滅。弱者は常に強者に蹂躙される。
鹿はライオンには勝てない。スズメは鷹には勝てない。
蛇ににらまれた蛙は、どうひっくり返っても蛇には勝てない。
可哀想だけど、仕方がない。
それが本当の「予定調和」というものだ。
一番弱いのは子供。しょせん、子供は大人に勝てない。
子供にとって、ぬいぐるみを拾ってきてくれるお父さんはヒーローかもしれない。だが殺人鬼の標的にされたとき、元SEALsでも元モサドでもないただのお父さんは、ぶっちゃけクソの役にも立たない。
映画でお母さんは、たいがい子供に「私が必ずあなたを守る」と口にする。
でも、お母さんが子供を守れるのは、常識の範囲内で事態が推移しているときだけだ。
殺意と悪意を持って迫って来る相手の前で、母親はただの狩られる獲物でしかない。
この映画は、そういう「当たり前の世のことわり」に、ごく自然に従うように出来ている。
映画だからといって、弱いはずの両親が生き延びたりもしないし、
映画だからといって、蹂躙されるはずの子どもが助かったりもしない。
だから、僕にとって『胸騒ぎ』は大筋のところでとても素直で、腑に落ちる映画だったのだ。
同じテーマで、同じような結末に向けてひた走ったミヒャエル・ハネケの『ファニーゲーム』と比べると、だいぶメタ度は抑え目といってよい。
「ごくふつうの凡庸なサスペンス・スリラー」の枠組みのまま、やりたいことをやり切ったという印象で、逆に監督はキモが座っているのではないかと思わされた。
下卑たスカム・ホラーでもなく、グロテスクな文芸作でもなく、まっすぐテーマと向き合って、淡々とふつうのサスペンスとして撮り切ったというのは、ある種の職人としての矜持だと思うからだ。
本当のことを言えば、
前半の「なんだかおかしい」という違和感。
これをテーマに、そのまま最後まで押し切ったほうが、よほど良い映画になったのではないかともしょうじき思う。
ちょっとした主義主張や教育方針の違い。
対人的な距離感の取り方のズレ。
赤の他人とノリを合わせるのは、なかなかに難しい。
たとえひととき旅先で意気投合できたとしても、その後付き合いを続けるうちにどこかで違和感が生じて、ギクシャクしてしまうというのはままあることだ。
とくに近隣住人との関係性やPTA仲間との交流は、こちらも逃げられない部分もあっていろいろと気を遣うところだ。犬の散歩で会う人達なども、犬を介して話している間はいいんだけど、いざ親密になってくると「なんか思ったより面倒な人だな」「え? 家まであがってきちゃうの?」みたいなことは往々にして起きる。
その対人関係の怖さ、ストレス、危険性「だけ」に焦点を当てて、ホラー的なギミックを使わないままに話を終わらせても、心理劇としては十分面白かったと思うし、話のキモはむしろ伝わりやすかったのではないか。かなり終盤まで僕はそう思っていたのだった。
でもまあ、ちょっとあのラストは想像の埒外というか、思っていたより相当に強烈だったので(笑)、これはこれで衝撃的だったのかな。
なんで●●●にするのか。なんで●●を投げるのか。
理屈はよくわからないけど、なんだかとても怖いやり口だ。
(パンフには、旧約聖書レビ記20章に「モレクに自分の子どもをささげる」大罪を犯した者がこの罰を受けると書かれているとあって、おおお!なるほど!と)
最後の最後で「ただのホラー」になってしまった点はもったいない気もするが、十分に「嫌な気分」にはさせてくれるエンディングだった。
― ― ―
犯人側の視点で言えば、この映画は良く出来ているとは思い難い部分もある。
犠牲者に何度も脱出のチャンスを与えてしまっているし、出だしから相手に警戒心を与えるような動きを何度もかましていて、お前らチャンとヤる気あるのかよ、という気がだんだんしてくる。
相手が夜中に起きだしてうろうろすることが多いのに、見られて困るようなものをあちこち出しっぱなしにしているし、振り返ればいくらでも計画は失敗した可能性があると思う。
だいたい異国オランダだとはいえ、警察に英語で電話されて踏み込まれたら(あんな写真山ほど貼った部屋とか放置してるわけだし)こいつらはどう言い訳するつもりなのだろうか。
そもそも、こういう「子とろ鬼」みたいな犯行を繰り返して、この夫婦は一体何を得たいというのか?? たしかに真相としてはショッキングだけど、犯罪としてのロジックがあやふやすぎる。
それに彼らのやり口だと、相手の財産を銀行口座ごと奪ったり土地まで収奪したりはできないだろうから、きわめて非効率な感じがするし、口がきけないからって子供がどこにも連絡できないのも若干不自然な気がする(完全に精神的に支配されてるということなのだろうが)。
犯罪者夫婦に「悪意」が満ちあふれていることはしっかり伝わって来るが、何を考えているかも、どれくらい意識的に「ずさんな」ままで犯罪計画を実行しているのかも、今一つよくわからない。まあ、そのへんのあやふやでルーズな部分もひっくるめて「得体が知れない」ことで、「絶対悪」としての恐怖感を増幅させようという意図なのかもしれないが。
あるいは、彼らにとっては、これが犠牲者を「試す」儀式なのかも。
途中で逃げ出して帰ってもらっても一向に構わない。むしろチャンスを何度も与えている。それで「帰らずに敢えて残った」というのなら、それは自分からモレク神に子どもを捧げたということになるのだ――そういう理屈の「試練」の儀式。結局のところ、デンマーク人夫婦は、悪神の仕掛けたこのゲームに「負けた」ということになるのだろう。
一方で、犠牲者側の描き方のほうは、実に堂に入っている。
まず、お父さん。この手の善人ってたしかにいるよね。バランサーで、気を遣うタイプで、なるべく相手に合わせて「場」を取り繕うタイプ……って、ああ、僕だ。
そう、お父さんは僕そっくりだ。怒るのが苦手で、弱い男。
要するに、摩擦が怖い。相手を怒らせるのが面倒くさい。人とトラブルになるくらいなら自分がひっかぶったほうが楽だ。で、偶然、それで今までは楽しくやってこられた。
でも……もし、こういう悪意剥き出しの人間にロックオンされたらどうする?
僕は似たタイプだから、このお父さんの考えていることはよくわかる。
一挙手一投足が理解できる。
逃げたほうが良いと、あれだけ感性が訴えているのに、理性の訴えに負けてウサギのぬいぐるみを取りに戻ってしまう。
明らかにおかしい空気なのに、楽しませ上手のホストになんとなくほだされて、ずるずると長居をするうちに、脱出するきっかけを失ってしまう。
最初のうちは、ささいなことでも脱出をはかっていたのに、終盤戦になると「逃げること」すら忘れて、あれだけ子供のことで口論になっても普通に夜はベッドで寝ている。
そう、このお父さんは「ゆでガエル」だ。
じわじわとやられると、押しに弱いから順応してしまう。
だんだんと、おかしさがおかしさだと認識できなくなる。
そして、突然の暴力に遭遇すると思考が停止して言いなりになる。
よくわかる。きっと僕でもそうなるからだ。
お母さんも、よく造形されたキャラクターだ。
基本は良い人なのだが、絶妙なバランスで「微妙に感じが悪い」。
ヴェジタリアンで、自己主張が強く、不正義が許せず、子供への他人の干渉を嫌う。
神経質で、うるさいときはうるさいと怒鳴り、いざとなったら無断で帰ることも辞さない。
いかにも「ポリティカリー・コレクト」な「まともな人物」。
人当たりは良いし社交的だが、どこか「上流市民」感、「見下してる」感を漂わせている。
おそらく保守的な田舎の人間にとっては、いちばん「鼻に付く」タイプの人間だ。
娘も娘で、巧い具合にひっかかりを残す演出が成されている。
ウサギのぬいぐるみをなくしたと娘が言い出して、逃げてきた家に引き返すことになった、あの運命の分かれ道。少女は、後からぬいぐるみが車のシートの下から出てきたといって、母親に満面の笑みを見せる。
あれはないよね(笑)。
お父さんに悪いことしたって思えないんだ、この子。
ある程度のわがままが「聞いてもらえるもの」と安心しきって育ってる。
僕自身のなかでは、このお父さんは自分によく似ているという思いはあるものの、一方でいかにも「正しくあろう」とするこの今どきの家族に対する、そこはかとない違和感、抵抗感も感じざるをえない。
要するに、まともだけど、いけすかない連中なわけだ。
そんなこんなで、終盤の悪夢のような展開が始まったとき、僕のなかでは「なんてひどいことを!」成分85%、「ちょっとイラっとしてたから溜飲が下がるわ」成分15%といった感じで、実は全力で犠牲者家族に肩入れ出来ていたわけではなかったのでした(笑)。
どんなホラーでも、殺される犠牲者にはなんらかの「罰されるわけ」があることが一般的だ。キャンプ場で飲んで騒いでセックスをしたら片端から殺されていく、アレだ。いわゆる「悪事」を働いたわけではないが、羽目を外したり、調子に乗ったり、図に乗った行動を取ったものは、比較的ターゲットにされやすい傾向にある。
本作の場合、それは「正しさ」であるのがポイントだ。人当たりの良さ。喧嘩をしない丁重さ。子供を怒らない冷静さ。環境への配慮で肉を食べない正しさ。そういった、「しもじもをいらつかせるまっとうさ」が、悪の攻撃性を倍加させるトリガーになっている。
これは、まさに今、世界中で起きている「分断」の戯画でもある。
守旧的な田舎者と、進歩派の都会人の乗り越えられない深い溝。
本作におけるオランダ人夫婦とデンマーク人夫婦の価値観の相違は、欧州に実際に存在する「分断」の一要素ではあるが、アメリカにおけるトランプ主義者と民主党支持者の価値観の違いとも相似する部分が大きい。
粗野で、性的にあけすけで、気性が荒く、他人との距離感が近く、平気でウソをつき、子供を従属的に扱う、いかにもな「底辺のオランダ野郎」の在り方は、そのままアメリカのレッドネック(白人貧困層)の生態とも被っている。
こういう連中にとって、北のほうでぬくぬくと文化的な生活を送っている、善良で正しくて知的で愛に満ちた上流市民は、吐き気がするほどムカつく、壊してやりたい対象に他ならない。本作で二つの家族が示す激しいコンフリクトは、世界で起きている二つの潮流のぶつかり合いの縮図に他ならない。
パンフをつらつら読んでいると、監督が面白いことを言っていた。
「僕たちはスカンジナビアの問題を描いたつもりでしたが、アメリカでは『まさにアメリカの問題だ』と言われ、韓国では『これぞ韓国の問題』と言われました。きっと、これは世界に共通する“人間の問題”なのでしょう。文化圏にかかわらず、世界中の皆さんに共感してもらえればと思います」
あと、パンフつながりでいうと、「イタリアは天国、デンマークは辺獄、オランダは地獄」として舞台を構想していたという監督の発言も紹介されている。おお、要はこれも「地獄めぐり」の映画だったというわけか!
ちなみに監督のクリスチャン・タフドルップは、「キリスト教ペンテコステ派で育った(現在はその信仰から離れている)」らしい(ついこのあいだ『プリシラ』の感想でペンテコステ派については触れたばかり)。トランプ支持の母胎でもあるプロテスタントの保守的な精神風土で育った監督が、主人公たちのような「良識的な文化人」に育って、この映画をわざわざ撮ったのだと思うと、いろいろと考えさせられるものがあるよね。
最後に。タブロイド新聞を模したパンフって、アイディアは面白いけど、猛烈に持ち帰りづらいし、保管しづらいし、マジでやめてほしい……(笑)
ターニングポイントはたくさんあった
この夫婦は善良であろうとしすぎなんですよね。いい人であろうとするあまり、夫婦ふたりのときにすら「あの人達のこういうところが変じゃない?」という話ができない。夫婦どちらかが「なんかおかしい」と気付いても、その違和感を共有できない。どちらかが警戒心MAXになってももう一方がそれに寄り添えず、むしろ台無しにしてしまう。
いやいや、さっさと帰りなよ!!と何度突っ込んだことか。きっと、そういうターニングポイントでスパッと帰れている家族もたくさんいて、その人達はまさかここまでのことが行われているとは気づかないから通報することもなく、野放しになってるんでしょうね。
最後あまりにもあっさりやられたのは娘が連れて行かれて戦意喪失したんだろうけど、諦めないで欲しかった。無理かな。無理な夫婦だからああいうことになったのだけど、それにしても、子どもたちが可哀想すぎて。
鑑賞動機:何か瘴気のようなものがポスターやスチールから感じられて胸騒ぎがしてしょうがない9割、ごく一部の評判1割。
3ヶ国語が飛び交うがすぐに気にならなくなるし、使い所を心得ている感じ。
ハァ、こんなの観ちゃうと、やっぱり声をかけてくる知らない人は、金か命か尊厳を奪おうとしてくる人なんだって思わないといけないのかね。
ひとつひとつはデリカシーがないね、ですむかもしれないが、徐々にじわじわきてまた引き際もうまかったりするからタチ悪い。
途中のアレで、児童売買組織かなんかかと思ったら、いや違うはこれ、ペットかアクセサリーなんだと思い至る。余計にやばいわ。
終盤はもっと死に物狂いで抵抗しても良かったんじゃないか、とも思うが、直前に暴力ふるわれているからか。何かこう手慣れた感じがするんだよね。服脱がせたりとか、恐怖による支配の実効力を知っているんだわ。毒気に当てられて精神的に消耗する。
教訓。忘れ物を取りに帰ってはいけない。
胸クソ悪い系?
タイトルは「胸クソ悪い」にしてほしかった。
中盤までの、他人の家に呼ばれて感じた居心地の悪さとか、他の家族が躾と称して子供に暴力をふるう様への嫌悪感とか、誰もが感じたことがある「いやー」なことの連続は、なかなか堪えるものでした。
後半、悪意の塊の前には、善意や良識を持った人間は無力で、浸食されてしまう恐怖を描いていて。
ただ、ラストはありきたりでつまらない展開になったなと。
見て得た情報を奥さん子どもに共有しない夫の無能ぶりや、嬲られても抵抗しない夫婦の姿に「?」マーク。
連続殺人鬼の前では、助けてと懇願するだけまったく無駄なので、そこらへんにある石でぶん殴り返せ、やられる前に殺れ!どうせやられるなら無駄な足掻きくらいしろよ!
とイライラしっぱなしでありました。
想像以上にかなり怖かったです…
観終わった後に余韻に浸りたくなくて(笑)足早に映画館から出て一目散に自分の車に乗った…こんな気分初めて!
(心理サスペンスと思って観てしまったのでした…)
劇中、ゲスト家族が逃げ帰ろうとしてから忘れ物取りに戻ってしまった際、なんで帰りたいのかホスト家族に聞かれて正直に色々な違和感を伝えてしまうよりも、大事な用事を忘れてたから至急帰らなきゃ等の別の理由でとにかく穏便に早く離れよーよって思ってしまった。
(改めて私が人生の教訓と感じた点は…)
素性やバックグラウンドがわからない人の家に招かれても行ってはいけない!
違和感や胸騒ぎて大抵当たるので、我慢するとか相手に合わせることは無意味(てか身を滅ぼす)
忘れ物は潔く諦める(笑)
そして、いざって時…私は全力で反撃して戦いたい!
正常性バイアスの怖さを叩き込まれた…という意味はありましたが、かなりのバッドエンドにダメージ受けてキツかったです…気軽に人に勧められない、覚悟して観てほしい感じです。
なんで子供のダンスのシーンでさっさと帰らないのか… お父さんもヤバ...
なんで子供のダンスのシーンでさっさと帰らないのか…
お父さんもヤバいと気付いて帰り初めた頃には、お母さんはトーンダウンして抵抗しなくなってるし、なかなか噛み合わない夫婦。
そもそもお父さん役立たずだがww
そして最後は2人とも従順すぎて違和感ありすぎた。
どうせ死ぬならひとあがきしないものなのか??
でもいい感じに最後まで胸くそ悪さを感じられる内容だった。
オランダ夫婦の悪行は一種の趣味なのか、目的が最後まで分からなかった。私が見過ごしただけ??
★1かもしれないし、6かもしれない、、、
中途半端は数字はつけられないと思った。★4〜5をつけられるほど、すっきりとはしてないし。でも低評価にしては、
じわる
何故かパンフも買っちゃった。。。
「胸騒ぎ」という邦題を付けた方、お気持ちよくわかります。とにかく、終始「不穏」な空気が漂ってる。冒頭のそれは、間違いなくBGMの効果だと言える。曲が違えば穏やかな家庭の一場面なのに。
旅慣れてない身からすると、まず、一夏の出会いの家族の所に遊びには行かない!これに限る。奥さんが「帰る」と言ったときに帰れば良かった。大体よく知らない人たちなんだから気まずい空気が流れる可能性を予想しなよ。
まあ、そこはいい。ラスト付近、抵抗しなよ!娘が傷つけられたなら怒り狂ってやり返しなよ。それがない。大人しく言う通りに服脱いで、石ぶつけられて、、、パンフには、ここに意味がある理由があると言うけどさ。石打ちにこだわるのがわかんないし。子どもを取っ替え引っ替え何がしたいのかもわかんないし。
と、ここまでアレコレと言ったが、心に残る。残ると言うより引っかかる。忘れられない自分がいる。
わからないんだよ。
あと、夫婦で叡智の場面では上手く裸を隠してるのにラストではモザイクなしでオールヌード。ここもわからないなあ、、、😅でも何年か経って語り草になる作品なのかもしれない。もっと英語でない会話、聴きたかったな。「非英語圏」の映画は、基本的に好きだから
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