「藤岡弘、あるいは加藤諒」THIS MAN uzさんの映画レビュー(感想・評価)
藤岡弘、あるいは加藤諒
評判の悪さは小耳にはさんでいたが、冒頭に一瞬だけ映る“男”に「なるほど!」。
コントのキャラクターにしか見えないです。
死因は様々ながら、共通の“男”を夢に見て精神科に罹っていた人間の不審死が続く。
いちゃラブがイタい主人公夫婦の華は、職場の上司に続いて親友ふたりも亡くし、怯えはじめる。
その流れ自体はいいんだけど、呪術師を紹介してくれた咲まで死ぬのは何故?
やはり簡単に他人に移そうとは思えなかったのか。
妹の初登場シーンで、華のコーヒーが最後まで出てこなくて結局水を飲んでたのが可哀想だった。
娘を喪った哀しみからの立ち直りは異様に早かったが、逆に日本中が大変な事態に。
いやでも、そうなっても政府が自殺ピルは配らんだろうし、いくらなんでも量が多過ぎるだろ。
生贄立てれば鎮められるんだから、死刑囚でも捧げた方が国としてはまだマシでは。
般若さん、カッコつけて出てきてますが既に一人死んでそこに転がってるんですよ。
そして、あの人数で事を成せるなら呪術協会とやらは仕事しろ。
などなどツッコどころには事欠かず、謎の微エロも含めB級ホラーにも届かず。
「新感覚スリラー」を謳っていましたが、すべての要素が低クオリティの焼き直しでした。
妹が最後までセーラー服で収監されてたので、そのくらい予算もなかったのでしょう。
見どころは出口さんら女優の綺麗さと渡辺哲の呪文。
あ、迫真の「ひたすらに人参の皮をピーラーで剥いてたのよっ!!」はなかなか面白かったです。
コメントありがとうございます。
絶対一口で飲み込めない!
間違って飲んで死なないように、
たくさん飲まないといけないとか?
普通に考えたら、政府は、自殺者急増を防ぐため、政府広報か首相が記者会見で
「皆さん自殺はいけません。
愛する人、家族のためにも
生きて頑張りましょう」とか言うでしょうねぇ。
それでは「新感覚スリラー」ではないか?