「セレブの道楽」ポーカー・フェイス 裏切りのカード jaxさんの映画レビュー(感想・評価)
セレブの道楽
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序盤に意味深な設定がいくつも描画されるが、その回収のインパクトが薄いため、今ひとつ爽快感に欠ける。設定を減らしてそれを深堀りしたほうが観ごたえがあったのではないだろうか。中盤から終盤にかけてはありがちな展開が続くため、尻すぼみ感が強い。
登場人物も多すぎる。俳優同士の関係性が分かるとなるほどと思えるキャスティングもあるが、監督の内輪ネタの域を出ない。役割が薄い登場人物の多さがストーリーをややこしくしている。
作中では主人公の富豪が財力にモノを言わせて自分がやりたいことをやっている。作品そのものがラッセル・クロウが自分が撮りたいもの、演じたい役をやりたいようにしてつくられた作品だという印象を受けた。
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