オーメン ザ・ファーストのレビュー・感想・評価
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6月6日に公開すればいいのに…
聖飢魔IIの楽曲「地獄の皇太子」が良く似合うようなそんなグロさもある内容。
初代オーメンのみ鑑賞済みでの鑑賞。
初代オーメンの前日譚だけど1作目、初代のオマージュは見ておいた方が良いかな?
初代オーメンは不気味な怖さが魅力的だった気がするけど、本作は不気味さもあるけど結構グロさやエグい描写が多く、初代とは違った怖さが多い。
そしてそんな作品なのにPG12のせいであるシーンでこれでもかって言うくらいモザイクかかってためちゃくちゃ違和感。
「ダミアンが生まれなければいけない理由」
ダミアンが生まれた経緯、特になぜダミアンが生まれる必要があったのか?と言う事がとてもわかりやすく描かれていてオーメン前日譚としてはとても満足できる内容でした。
初代しか見ていないので、てっきり悪魔が政治を乗っ取り地球を征服的なやつかと思ってたけど、悪魔を作り出す事で逆にキリストを信仰する人を増やす目的だったのね。
悪魔すらも利用する人間は恐ろしい。
「ダミアンの父親は結局何者なの?」
黒犬が父親って事だったと思うし、だから異形の子が生まれてしまうって事だったけど、なんか幻覚的な感じだった気もするけど、
あれは実際にいるものとして見て良いのか??
「続編あるの?」
ダミアンくん双子だったんだけど、双子のもう1人のほうは既に作られている、オーメン2とかに出てくるの??
それとも別の続編を匂わせるやつ??
とりあえずオーメン2見てみようと思う。
「え?」ってくらいの違和感ありありのモザイクはどうなんだ??とは思うけど内容演出共にとても楽しめた作品でした!
過去作のオーメンシリーズも追ってみようと思います!!
時代遅れの悪魔もの
オーメンと言うタイトルをつけて欲しくなかった
オーメンは私の中ではホラーの最高傑作です。
当時あんな恐ろしい映画は無かった。
我が子故にトドメをさせなかった。
ガラスが滑り落ちるシーンも強烈だった。
あれから色んなホラーが出てきて
恐怖も色々と手が込んできた。
けど、純粋に悪魔と言うモノを扱ったものは少なかった。
エクソシストは悪魔そのものだったけど。
コレは悪魔の仕業ではなく人間の仕業だった。
ザンネン。オーメンとは言えないな。
途中たまにそんなだったかなと思わせる所はあったけど…
恐怖はびっくりさせるとこだけだった。
それと最初から展開は読めた。
悪夢にうなされるマーガレット、なんか関係あるやん。
ホラーもあの手この手で見る方も見慣れてしまって
特別新手ものはなかった。
人が燃え上がるのもキャリーみたいと思ったし。
別のタイトルつけたらいいのになんで今更オーメン?
オーメンのソース不足!
ホラーファン必見!この映画がダミアンの恐ろしい始まりを描き出す
で???
今更感が強いと思えた、ダミアン誕生のエピソード。
が!!!
「意外としっかりしていたな。」
ってのが、個人的な印象。
①70年代って、信仰心が薄れてきた世の中であった。(本当だったのかは知らんが。)
②黙示録ネタ。
この部分を理解出来ていれば、さらに説得力が増すかも。
まぁ、いいや。
ホラーってよりも、ダミアンが必要な理由と、母親となる女性を探し出す、謎解き作品な感じ。
ダミアンが必要な理由なんか、違和感無く納得しちゃったし。
ってか、教会が絡む悪魔ネタ的には、ありがちなんだけどね。(笑)
従って、ホラージャンル的な怖さはむしろ無いに等しい。(個人差あり。)
まぁ、気になった部分と言えば、「相手は獣。(父親の事)」なんて字幕が出るが、本物の獣の事を指すのか?
男全体のことを指しているのか?
それとも、悪さを企む全ての人間を指すのかが、ハッキリしなかった点かな。
見終わった後に、この部分だけは、妙にモヤモヤ感が残った。
ってか、もっと重要なモヤモヤ感があったか。
ダミアンが誕生して、その後、アナザーストーリーが展開されるんだけど、ポカ〜ンとしてしまう部分が描かれているのだが、これって、リブート企画なのか?
70年代、リメイクは2000年代前半だっけ?
に制作された作品に、「こんなエピソードあったっけ?」なんて、頭の中は大混乱。(笑)
まぁ、再構築しても面白いとは思えたが、少しは『黙示録』ネタを勉強しないとダメか。
このネタは、イマイチ・・・
ピンとこないんだよねぇ・・・(涙)
なので、あんま印象に残っていないのかな・・・
『オーメン』って作品は。(激謎)
怖くない理由は
究極のマッチポンプ
正統派、本格派、かつ新しい。
怖い映画好きな人は、四の五の言わずすぐ見に行った方がいいと思う。
正統派ホラー映画の新たな傑作誕生です。
舞台が70年代のローマなんだけど、まず映像の70年代感がすごい。
街の様子から通行人から、映像自体の質感まで、隙がなくよくできてる。
いかにも悪魔ものらしい、教会や孤児院の、陰鬱で閉じた雰囲気もいい感じ。
ホラー的なおどろおどろしい、エグい描写も、ショボさはゼロで、無駄に残虐さてんこ盛りというわけでもなくセンスの良さを感じます。
全体に、絵に新しさがあるんですよね。もちろんいい意味で。
映してるものは昔からあるホラー映画のイメージなんだけど、2020年代の映像という感じがすごくする、見応えのある美しい映像でした。
あとなんといっても役者がよいです。
主演のネル・タイガー・フリーが素晴らしすぎです。
個人的には歴代ホラー映画ヒロインで最高と言ってもいい。
シスターのルックが似合う落ち着いた美人なんですけど、背も高くて華がある。
画面に映ってるだけで見て楽しいです。
まあ後半は怖い目にあってキャーキャー言うんでしょうねと思ってたら、とんでもない。
後半すごかったです。
いやすさまじかったです。
映画初主演らしいですけど、今後もメジャーな作品で活躍するんじゃないですかね。
その他シナリオも、助演の役者の演技も、音楽も、どこをとっても素晴らしいです。
そのどれにも言えるのが、無理に大きく外して奇をてらったものにしないで、極めて正統派ながら、古くさくもない、今を感じるものであるということです。
自分としては、今映画を見るならこれを推したい。
見る価値あります。
予告編は良かったわ
プロローグ
としては絶妙と思う。
次回作以降に興味をかき立てられた。
純粋にこの作品の続きがあるのかは不明だが、
十分に露払いとしての役割を果たしたと感じる。
何十年か前に観たオーメンは怖かったが、詳細はもちろん記憶にない。
こんな対立軸はなかったように思う。
これが1作目に続くのだろうか。
可能なら1作目を観てみたいと思わせられた。
一方、ホラーとしてみると全く怖くはなかった。
驚くシーンすらほとんどなかった。
怖いよりグロいという感じか。
後半の展開はほぼ予想できるし、
何より獣との交尾というのは何とも珍妙でかなり退く。
キリスト教原理主義者にとってはすんなり入るのだろうか。
どんな宗教であっても原理主義者という輩には背筋が寒くなる。
奴らなら保身のためにはどんなこともやりかねない。
その観点ではかなり現実味のあるホラー。
いずれにしろかつてのオーメンに思い入れのない若者にとってはつまらなかろう。
今回も公開直後なのに観客は老人2名。
古のコンテンツの掘り起こしもいいが、何か新鮮味が欲しいよね。
あざを調べろ!全てあなたのためにやったのに…
知らない映画のザ・ファースト
続編含み
『オーメン』3部作をTV放映で鑑賞していたので、本作を封切日に鑑賞。平日昼上映だったので観客は10名ほど。自分と同じく3部作を鑑賞していたらしい中高年がほとんど。
アメリカの修道院で育てられた「マーガレット」(ネル・タイガー・フリー)は、たびたび幻覚を見ることで周囲から疎まれていた。そんなときイタリアの「ローレンス枢機卿」(ビル・ナイ)に誘われてローマの修道院で修道女見習として働きはじめる。虐待に等しい扱いを受ける孤児「カルリータ」(ニコール・ソラス)を目にして、ショックを受ける。
相部屋の「ルス」(マリア・カバレロ)に修行生活に入る前の最後の羽目外しだと誘われてクラブに遊びにいき、行きずりの「パオロ」(アンドレア・アルカンジェリ)と一夜を共にする。
そんなとき「ブレナン神父」(ラルフ・ネイアソン)に、自分は教会の陰謀を知っている、カルリータはこの世に反キリストを誕生させるための借り腹候補だ、カルリータが6月6日午前6時生まれだと示す証拠が修道院のどこかに隠されているはずだと警告される。
にわかに信じられないマルガリータだが、カルリータの口の中に「666」の印を見つけて疑念を抱く。「シルヴァ修道院長」(ソニア・ブラガ)にカルリータへの虐待を抗議するが、修道院を追放されてしまう。夜の街でパオロと出くわすが、なぜかパオロは恐怖に顔を引きつらせて逃走。追いかけるマルガリータに、自分の頭部を指さして「痣を見つけろ」と教えるが、その直後に車に轢かれて死んでしまう。
ルスの修道女昇任式の最中に、シルヴァの執務室に忍びこんだマルガリータは、隠し部屋を見つける。そこで、長年にわたって修道院内で行われてきた悪魔的所業の数々を示すファイルを発見。それらを持ち出そうとして、監禁されてしまう。
だが、良心派の「ガブリエル神父」(タウフィーク・バルホーム)に救出されて逃亡。ブレナンに匿われたマルガリータやガブリエルは、持ち出したファイルを調べる。借り腹候補は頭に「666」の痣を持つと突き止め、カルリータ以外にも候補者がいることを知る――といったストーリー。
『オーメン』の怖さは、悪魔がその姿をはっきり見せるわけではなく、あくまで自殺や事故を装って邪魔者を消していくところ。監督はそこをリスペクトしているようで、本作でもそのテイストは十分に活かされている。
そもそもなぜ神父や修道女が反キリストの生誕を企むのかという動機については、キリスト教の権威失墜に危機感を抱き、反キリストを出現させて世界を恐怖の巷と化し、もう一度キリスト教にすがろうという気持ちを人々に起こさせようとしているのだと説明されている。これが単純なホラー映画を超えるリアリティを本作に与えている。
結局、「ダミアン」は降臨してしまい、シルヴァはその子をアメリカ大使「ロバート・ソーン」の息子として育てさせようと企むが、このシーンで昔懐かしいグレゴリー・ペックが写真出演している。
ラスト、山荘で隠棲するマルガリータとカルリータとダミアンの双子の女児が描かれるが、この女の子は3部作には登場しなかったはずだ。続編が製作されるとしたら、ダミアンと姉(妹?)の闘争になるんじゃないかな。
続編ありそうな
凄い嫌な倫理観も欠如した教会ホラー
旧3部作の良いところは継承できてない
オカルト映画の金字塔・・・といえる「オーメン3部作」はすべて視聴しております。が、40年以上前のこと。幼少期に金曜ロードショーかなんかのテレビ放映で初鑑賞して以来、一度も見直しておりません。
しかし、今思い返しますと独特の雰囲気、恐怖の表現手法、心理描写など大変印象深い作品でしたので1、2、3のストーリーの概略、テーマの変遷などは、今でもほぼ正確に掴んでるんじゃないかと自負しております。
私の記憶が確かなら3部作において悪魔の子であるダミアンは周囲の人々を恐怖と不幸のどん底に陥れる悪魔的な禍々しい力を持ってるんだけど、当初、自らの出自やその力に気づいていたわけでなかったということ。それらを知り、運命を受け入れることに彼自身、まず大きなな葛藤があり人として悩むんですよね。今や誰もが彼の名を知る有名な悪魔(笑)なのになんだか妙に人間臭いところがこの作品の味です。
また登場人物の中の「取り巻き(ダミアンの正体を知り内密に守護する者)」がストーリーに与える影響も効果的で、映像表現や見た目以上に不気味な雰囲気を醸し出しています。
旧3部作の回顧にかなり尺を使ってしまいましたが、今作が上記の「継承すべき素晴らしいところ」を少しでも取り入れてくれてたら良かったんだけど・・・あまり、上手くいかなかった、もしくは意識さえしなかったのではないでしょうか。
身体に666のアザがある、6月6日午前6時に生まれるなどお約束はもちろん踏襲されてました。もしかしたら今回も取り巻きっぽいの?も居たかもしれません。
しかし、ストーリー上で有機的なつながりが構築できず、あくまで単発、もしくは誤用なのです。これでは旧作の上辺だけの真似事に過ぎず、下手すれば模倣にすらなりません。
また拡大解釈したそれらしい設定、追加した要素も旧作とは親和性がないので・・・まさか、これからシン・オーメン序破急始めようってことじゃないよね(笑)、とツッコミ入れたくなる始末です。
ファーストもの企画としてはハズレの部類です。
では。
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