沈黙の艦隊 シーズン1 東京湾大海戦のレビュー・感想・評価
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この実写化はいい。映画版とどうつながるのかなと思っていたら、映画版...
この実写化はいい。映画版とどうつながるのかなと思っていたら、映画版の内容も含んで全8話で構成していた。じゃあ映画版はなんだったんだ、みたいな気持ちもあるんだけど、気合いの入った企画であり、映像も迫力満点で物語の緊迫感もあって見ごたえ充分だ。
制作スタジオのクレデウスは、キングダムとゴールデンカムイも手掛けた会社だけど、マンガの実写化で頭一つ抜けた存在となっている、大がかりな予算をきちんと使いこなしてスケール感を創出するのがすごく上手い。実写ならではの迫力は何かも考え抜かれている。
日本の国防というテーマは、戦後日本のアキレス腱というか、真正面きって議論しにくい雰囲気のあるもの。しかし、世界情勢がきな臭い今、社会的にも避けては通れないテーマなので、今このマンガが映像化される意義は大きいと思う。
主演の大沢たかおはじめ、役者も良い。世界市場で戦うにはこれくらいの完成度は必要で、クレデウスの作る作品は、他の邦画の現場でも一つの目標になるんじゃないか。
単純化された戦闘が軽薄に感じる
総合:60点 ( ストーリー:60点|キャスト:65点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
原作は読んでいた。たまたまテレビをつけると放送していたので2日連続で鑑賞。果たしてこの「沈黙の艦隊 シーズン1 東京湾大海戦」で合っているのかどうかは自信がないが、作品内ではとりあえず東京湾では戦っていた。テレビ版では「特別編」という副題がついているので、色々と違うところもあるのだろう。
しかしこの原作は冷戦が終わる前の1980年代後半に連載が開始されたという古いもので、そこから現実の世界は冷戦が終了し中国が台頭と、劇的に変わってしまった。中国がその当時から軍事費を数十倍以上増額して軍事増強し、太平洋の西半分を中国の支配とすると主張し、台湾は中国の領土で核心的利益だと譲らなくなった。日米を始めとする太平洋の各国がそんな中国からの軍事的圧力を受けて、中国の武力攻撃に連携しながら備えているという状況である。
今更この日米対立という主題で映画を作ってもなあとも思う。この原作で映画を作るのが遅すぎるのではないか。
それはそれとしても、原作の時から物語はぶっ飛びすぎて現実感はない。それがやたらと急かして物語が速く進むので忙しない。しかも数分間の時間の経過と数日間の時間の経過が同じように描かれるのは、混乱してしまって良くない。
潜水艦を始めとする戦闘の軍事技術的な考証も、細かな技術的な部分が大幅に単純化されていて良さが出ていない。Captainを大尉ではなく大佐と訳していたし、軍事的知識を監修する専門家が映画にはついていなかったのだろうか。戦闘では単純な撃ち合いになっていて、撃った、迎撃した、外れた、当たったというだけなのはつまらないし、自分が吹き飛ばされて死ぬかもしれないという緊張感が薄い。兵器が当たるかもしれないという恐怖に竦み怯える兵士も描写されない演出にも満足できない。だから指揮官たちの背負っている責任が軽く見えてしまう。原作にあったこのあたりの描写が、映画では消え失せているのは残念だった。
北極海大海戦に向けて
9.26公開の「沈黙の艦隊 北極海大海戦」に向けて
前作の復習と予習と言ったところ。
公開時にカットされたシーンや追加されたシーンで
構成され、全8話にまとまっていて可もなく不可もなく。
北極海大海戦の冒頭14分も見せてくれるので
ますます映画が楽しみにはなった。
語りきれない大作
地球をひとつの国家にする
ここからが、本当の物語の始まり
映画が、「え?これで終わるの??」と思ったところだったので、続きが配信であって良かったです。っていうか、映画だけではなくて、配信番組のレビューるあるのかと、映画2作目が公開されたときに気付いた次第。
この続きの映画が、本日公開。
⭐︎4.3 / 5.0
面舵いっぱい
水面下のシーバットが表面化する
良かった!(原作ファン/ドラマ版のみ視聴)
これは本当面白かった
採点3.8
劇場版は観てなかったのですが、Amazon Originalドラマ版が登場との事で観てみました。
しかしAmazon Originalは個人的にハズレが多く、今回も全然期待してなかったんですね。
が、これは中々良かったですよ。
VFXもしっかりしてて、海戦も魚雷や対艦ミサイルとかすごい格好良いです。何だか日本でもこんな日が来たのだなって感じでした。
独立宣言とかグッときましたよ。
ただ大沢たかおに慣れるまで少しかかりました。
海江田というよりも、どうしてもキングダムの王騎が浮かんでしまうんですよね…。
いやでもこれは本当面白かった、今後も追っかけたいシリーズでした。
何だか久しぶりに原作が読みたくなってきましたね。
緊迫感の連続でした
見事
かわぐちかいじ だし、サブスクだし。
という安心感で見始めた。
もう 大沢たかお 玉木宏 はこう使え!の見本のようで
プルプルしながら視聴。
実は3話までは新機種iPhone15proにダウンロードしての飛行機機内視聴!
コロナ期 海外便が飛ばないせいで立派な画面搭載の機体に乗せて頂いておりましたが最近のは映画視聴出来ないのです。
格安便はもちろんですがJAL機もそうなので。
映画はこのAmazonプライム・ビデオの膨大なる予告編とおっしゃってる方をお見かけしましたので
大海原に揺蕩うが如くに身を任せて感動に浸りました。
笹野さんの総理も、ぜひ実際もこうであって欲しいわよと思ったし、夏川結衣は頼もしい!
世襲の江口洋介も素晴らしかった。
だいたい私は世襲議員支持派なので。
というのも ぽっと出の議員こそが碌なのいない。
私の身近な議員も娘の同級生ですが友人間の人望のない事甚だしい。
身近で立候補して地元の友人が誰も応援してないんですから推してしるべしです。
今後 日本はどうなるのか。
こんな風に未来を背負う覚悟を持つ議員たち官僚たち、
いるのかな。
続編が心の底から楽しみです。
かわぐちかいじが世界にぶっ放す、超巨大ブラフ!
かわぐちかいじ原作の同名マンガを、大沢たかおが制作と主演を勤めて実写映画化。
【ストーリー】
最新鋭潜水艦シーバットが、就役航行で事故を起こして沈没する。
その不自然な状況に、多くの者たちが不信をいだく中、シーバットから通信が入る。
発信者は殉職したと思われていた自衛官・海江田。
彼は潜水艦シーバットを「独立国やまと」として宣言し、日本、そしてアメリカとの、世界平和のための交渉を開始する。
だがアメリカはそれを認めず、太平洋担当アメリカ海軍第3艦隊と第7艦隊を差し向ける。
まあ設定がすごい。
核保有したとおぼしき最新鋭の原子力潜水艦が独立国を宣言し、日米、さらには全核保有国を脅迫し、全世界に平和への意識を植えつけて世界中の第三国を鼓舞する。
よくもこんなどデカい話を思いついたもんだなと。
原作も、ハッタリとウソがあんまり巨大すぎて、小さなまちがいなんて気にならなくなる面白さ。
これをマンガでやることの凄さったら。
だってこんな壮大な話考えながら、毎週あの絵を描くんですよ?
資料かき集めて毎週毎週夜中まで。
考えただけでしんどすぎます。
作者とスタッフ凄すぎ。
何十人(ハリウッドなら何百人)もいる映画制作じゃなくて、下手したら十人ぐらいで描いてるんですよ、週刊のマンガって。
たまーにマンガを「読む速度で描ける」と思ってる方いるんですが、そんなわけないよね。
1秒間目を止める絵を、2時間かけて描くなんてザラです。
アニメ化もされてますが、たまーのたまーにアニメもマンガ家が描いてると思ってる人いるけど(以下略)
まあそんなマンガアニメ事情はいいや。
この稀有壮大なウソを、主演大沢たかおが制作まで担当して全力を投じて作った本気の画面。
海上自衛隊完全協力で作り上げた、超本格的なポリティカル潜水艦アクション映画。
しかもストーリーほぼ原作どおり。
こんなの見なきゃダメでしょ。
ちなみにこのまま原作どおりなら、その後の超熱ゥーい展開も見られるはず。
ここから各国の原潜が集って、この弱っちそうな総理がああなって、ベネット大統領があんな風になるんだなと、今から胸ドキワクです。
乗らなきゃ、今このビッグな海流に。
今の世界に一石投じた作品
沈黙の艦隊を偶然primeで見かけ
偶然見始めたら一気に見入ってしまいました。
8話という限られた制約のなかで
人間ドラマ、現実とリンクする部分のある国際政治、大切だけど蓋にしている数々のタブーな話に真正面且つ、それぞれの勢力の立場から多角的に切り込んでいる、日本が本来在りたいであろう国家としての姿を惜しげも無く描かかれていて、とても見応えがあり面白かったです。
(現実と乖離してるのは時間的制約で仕方ないと思ってます)
日本は歴史的に外圧があって初めて大きい決断が出来て動き出す、アメリカの世界警察としての論理もきちんと表現されてて良かったと思いました。
大沢さん始め制作陣、関係各位の本気の想いが伝わってきました。
今のこの時代に生きる自分達がどうすべきか、出来るか、これからどうして生きたいか、
改めて深く考えさせられております。(東京湾をビルから眺めながら)
海江田さんの大局観や垣間見える世界に対する憂う想い、思惑通りに物事が動いた時のしたり顔、深町さんの人間臭さ、海原さんのリーダーシップ、総理の変化、どれも見応えあって面白過ぎました。
続編も無事決まり凄く嬉しく待ちきれない思いで一杯です。
普通は逆?
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