「観終わった後からジワジワ来る▪▪」箱男 笠部翔さんの映画レビュー(感想・評価)
観終わった後からジワジワ来る▪▪
完全な匿名性を獲得して、箱をかぶって街角に佇む欲望は私にもあることは否定できない▪▪。でも、箱の中で「書くこと」が止められないのは作者独自の発想なのでしょうか▪▪。
映像は吉田喜重+70年代ポルノみたい。またストーリーも一応ある。でも、それよりも▪▪。
匿名性を獲得したはずの男が自由になるのではなく、書くこと=発信を止められないのは極めて現代的、エンディングの映像や最後の一言で納得出来るところです。このわかりやすさが唯一この映画を「娯楽」にしている。
あと、偽医者が放った殺し屋が箱男を攻撃する場面は、郊外のコンビナートで、「狂い咲きサンダーロード」みたいでしたね!
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