スペースマンのレビュー・感想・評価
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SF要素のある夫婦カウンセリング
一年のあいだ宇宙船で1孤独な仕事をしている主人公のはなしです。ある日人と同じくらいの大きさの蜘蛛のような生命体が宇宙船に乗り込んできました。
その蜘蛛は意思の疎通が出来て主人公に興味を示します。
対話をしながら過去を振り返り、主人公の苦悩(主に夫婦仲の悪さ)を知ることになります。
仕事を言い訳にして妻を大切にしてこたかったと反省してもう一度関係をやり直したいと立ち直るまでの物語です。
ほとんどが、その蜘蛛みたいなヤツと主人公とのカウンセリングです。
これは僕の考察ですが、蜘蛛は実在しないのではないか?孤独に侵食されて追い詰められた末に話し相手として蜘蛛を作り出したのではないか?と
蜘蛛は地球基地の管理センターに認識されておらず宇宙船の出入りをしているハズがなにもセンサーに反応されていません
一部主人公が知り得ない情報も蜘蛛が提示するシーンもあるのですが、そもそもその情報も裏づけが無いので主人公の想像と言えるのではないか?と
ヒーリング系作品のよう
アダムってもっと知られてほしい
唯一無二のものなどあるのだろうか?
血を分けた親兄弟は切っても切れないけど
しかし他人だった二人が出合い
互いを唯一無二と思えるようになったってことは
作品の中でも語られている通り途方もない確率で
それをきっと奇跡と言うのだと思う
私はどうだろうか? 皆はどうなんだろう?
奇跡がそこここに転がっているわけもないのだけど人は慣れたり
自分を騙したり信じ込ませたり生涯我慢することも出来る
自分の可能性や興味や趣味を押し通す事も簡単じゃなし
本物と言えるものに出逢えたのなら決して手を離してはいけない
来世までも後悔することになりかねない
自分の半分が無くなってるみたいに、そうして生きている
感動は半分、悲しみは何倍にもなってしまう
来世はきっと…
究極の孤独
ソラリス➕パンチ・ドランク・ラブ
割と好き
心の距離は物理的とは関係ない
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