「宇宙で痴話喧嘩」スペースマン ジュリエッタさんの映画レビュー(感想・評価)
宇宙で痴話喧嘩
クリックして本文を読む
なんと言うか大分イライラする映画だった。
宇宙の謎を解く鍵に到達する大冒険に対して夫婦間の小さな問題を
描くギャップ萌え?な物語。僕は萌えなかったが、、
何しろ夫が宇宙史に残る偉業を成そうと言う時に、
私のことを全然考えてくれないから今別れるわ!と言う妻の不満大爆発。
イヤそれ帰ってから思う存分やってくれよという痴話喧嘩を90分も見せられるのだからたまったものではない。
しかも、いやそれお前が悪いよと謎の巨大蜘蛛の師匠に説教されるというカオス。
さらに木星にかかる謎のガスは宇宙の始まりであり終わりであるという
なんとも漠然とした何かがあって、そこには一瞬であり全てであるとかなんとか。。
そこもうちょっと詳しくしてくれないか?って説明不足もイライラ。
宇宙の大きさと時間を考えれば人間のことなんか鼻くそほどの問題にすらならんと
思うのだが監督はその宇宙の起源とも言えるものにクッソミクロな夫婦間の愛の歴史も
しっかりと記録されているという浅はかさ。全てってことは確かにそんな記録もあるだろうがうんこしてるところやゲロ吐いてるとこも、ゴキブリが飯食ってるとこや、ガガンボが水飲んでるとこも記録されてんだよね。
そんな中に放り出されなんで自分のことなんか考えられるのか。
まあそんなことはどうでもいいんだが、
とにかくソラリスやインターステラを劣化させたような話だったよ。
テーマの大きさに対してあまりにもミクロな話だったなあと思った。
コメントする
