ハム・オン・ライのレビュー・感想・評価
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神隠しの先にあるのは何?
昼と夜で映画の空気がガラッと変わる。これって人生なの?
昼はハイティーン達の恥じらいとみずみずしさ。まるで田舎の成人式のような未熟だが、若さに溢れた雰囲気。会話少な目。
一方で夜は疲労と諦念、孤独が支配している。青年以上の中年の大人たち。あっちの世界?に行けなかった昼間のティーン3人もいる。でも表情は3人とも冴えない。
でもこのふたつをつなぐものはなんなのか?そして今後いったい何が起こるのか?そこは謎のままである。難解。でも雰囲気は何となく好きです。
ライ麦は何を意味するか?
正直これほどまでに理解不能な作品に出会ったのは初めて。かつて「シン・エヴァンゲリオン」で撃沈した記憶がありますが、今回はその比ではありませんでした。
そもそも「ハム・オン・ライ」という題名は何を意味しているのか?劇中の説明では、ライ麦パンにハムを載せたサンドウィッチのことらしいですが、ほんのちょっとだけ登場するライ麦パンのハムサンドを題名にしたのは何故なのか?これは青春のメタファーなのか?そんな疑問が解消する前に、更なる謎が現れる。
本作のメインイベントとなる、ミドルティーンの通過儀礼がそれ。思春期を迎えたティーンエイジャーが、ハム・オン・ライを出す「モンティーズ」というファーストフードに集結し、いわゆる”ねるとんパーティ”をする。 目出度くカップルになるものもいれば、断られて頭が真っ白になってしまうものもいる。そういうティーンエイジャーたちの青春群像劇らしいのは理解できるものの、一体この”ねるとんパーティ”は本当に存在するものなのか?右も左も分からぬことばかり。
結局本作の世界観とか設定の部分を全く理解できなかったため、悲喜こもごものティーンエイジャーたちの心持ちを忖度したり、自らの経験を振り返ったりと言ったことに思考が発展しませんでした。残念至極。
帰宅後「ハム・オン・ライ=Ham On Rye」で検索すると、チャールズ・ブコウスキーが書いた同名小説を発見(邦題は「くそったれ!少年時代」)というのがありました。また、ライ麦と言えばJ.D.サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」が有名。本作も含めて、いずれもティーンエイジャーを主人公としているので、”ライ麦”に意味があるのは間違いないんでしょう。
で、ライ麦が意味するところをAI検索してみると、
『ライ麦が象徴するものは、「素朴さ」「生命力」「厳しい環境への適応」「豊かな栄養」など、その性質に基づいたさまざまな意味合いがあります。特に、もともと雑草と見なされながらも、寒さに強く、厳しい環境でも育つ生命力から、忍耐強さやたくましさ、土壌の要素を象徴するとも考えられます。』
とのこと。なるほど三作品に共通するのは、厳しい環境に置かれた若者が、如何に環境に適応するか、その経験から育まれる生命力や逞しさとは如何ばかりのものか、そんなことを描きたかったのかと想像しましたが、果たして監督が言いたかったことがそんなことなのかは、全く分かりません。
そんな訳で、本作の評価は★2.0とします。
全っっっ然わからん(´・ω・`)
10代の男女がおめかしして出かけるイベントと、それにノリ遅れた人の話…らしい。
湖のほとりで余暇を愉しむ人たち…からの、おしゃれして出かける若者たちということで、プロムかと思ったら、出かけるのはカップルじゃなくて似て非なるもの?
と思ったら、そこに向かう若者たちのダベリをタラタラタラタラ…ハム・オン・ライでやっと始まった?と思ったけどまだですか?
やっと始まりあーそういうの…。
ホワイトアウトで終わればまだ良かったけれど、ここからあらすじ紹介曰く空虚な故郷?
キャトルミューティレーションとかサイコな話しにでもなればまだしも、対比もなくただただタラタラで何をみせられているのか???しかもオチもなしとか…(´・ω・`)
それでも冗長だけれど前半で終わっていればまだしもという感じで、自分には面白さがわからなかった。
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