「ラストシーンにズキュンと」ドリーム・シナリオ 猫柴さんの映画レビュー(感想・評価)
ラストシーンにズキュンと
クリックして本文を読む
予備知識なしで見始めたので
最初はニコラスケイジのあの狙ってかどうかわからない後ろ姿の髪型も相まって憎めないシュールな笑いで観ていたのが突然、本人は何もしていないのに
嫌われ憎まれていくという不条理な怖さに包まれていく。
『何もしていない』はずが
周りの憎しみや排除によりポールの怒りを呼び起こし
実際に危険な人物へと変わってしまう
人間の残酷さや恐ろしさを描いた映画、、
と思いきやラストシーンでは
他人の夢に出たことで人生を変えられたはずのポールが
別れた妻の夢に出たいと強くつよく毎晩願い
怪しい機械(ノリオ)を身につけて眠りに落ちる
その夢の中ではトーキングヘッズの仮装をしたポールが
肩幅の異様に広い滑稽な背広を着て
炎に包まれたヒロインを救いにいく
切なく滑稽な愛のラストシーンに心を奪われました
コメントする