「上手いことやったのが全斗煥、下手打ったのが226?」ソウルの春 あっきーさんの映画レビュー(感想・評価)
上手いことやったのが全斗煥、下手打ったのが226?
朴大統領暗殺を描いた「南山の部長たち」で登場人物が本能寺前後の戦国武将と完全一致してるなと感じたが(主人公が明智光秀でうまく出し抜く全斗煥が秀吉)、この粛軍クーデターはその後の派閥台頭含めそのまま226事件を想起させる。ギリギリの賭けに勝ったのがハナ会、天皇を激怒させて下手を打ったのが陸軍皇道派というところか。時代が違えど同じ思考回路の民族なのかなあ隣国は。王道なら勧善懲悪のハッピーエンドになるはずが歴史的にヒールが勝つ事が分かっているので、観ていて理不尽感が半端ない。この後光州事件など暗黒の時代に進んでいくわけか。日本と自分がバブルに向かって浮かれていたあの同じ時に。
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