劇場公開日 2024年9月6日

「タクシー運転手が有り得んけど、フィクションだし、まいいか」ランサム 非公式作戦 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0タクシー運転手が有り得んけど、フィクションだし、まいいか

2024年9月9日
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鑑賞方法:映画館

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1986年、内戦下のレバノン・首都ベイルートで韓国人外交官が拉致され、行方不明になった。2年後、その事件が忘れられかけてた頃、外交官ミンジュンの所に暗号電話がかかってきた。その消えた外交官が生きているという内容だった。身代金を手にベイルートへと向かったミンジュンは、大金の密輸を阻止しようとした空港警備員に追われ、たまたまいた韓国人のタクシー運転手パンスに助けられた。その後も身代金を巡りギャングに追われたり、パンスの裏切りにあったり、さて無事に外交官は救出出来るか、という話。

1986年1月に実際に韓国外交官が拉致され、1年9ヶ月後に解放された事件を参考に作られたフィクションとのこと。
この事件関連の機密文書は2047年まで公開されないとの事で、事実は闇の中で、500万ドルという大金が払われたのか、仲介者が半分立て替えたのかどうかもはっきりしない様子。
内戦中だから戦うための資金は必要で、身代金目的の外国人誘拐、というのは大きな収入源だったのだろう。
韓国人ドライバーや銃撃戦はフィクションなんだろうけど、なかなか面白く観れた。
たまたま乗ったタクシーの運転手が韓国人だったから良かったものの、違ってたら未解決だなぁ、というのも、ま、いいんじゃない。
日本人と間違えたから忘れてた、なんてオチも常に日本を意識してる韓国っぽくて笑えた。
ミンジュン役のハ・ジョンウがずっと長嶋一茂にみえて、ひとりで笑ってた。

りあの