「Cry me to the loon」THE MOON uzさんの映画レビュー(感想・評価)
Cry me to the loon
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アメリカの独壇場と思われてた宇宙SFを韓国が、ということで興味を惹かれて鑑賞。
序盤、粗筋で知ってはいるものの、先輩ふたりによる死亡フラグの建設手腕に唸る。
そこからソヌが孤立するまではいいのだけど、月に降りるのが子供じみた反抗心ってのはどうなの。
いまいち主人公が好きになれない。
もう一人の主人公であるジェグクも、どれだけ優秀かがよく分からず。
5年もブランクあって、現センター長を差し置いて陣頭指揮って、組織として大丈夫?
ちょっと浜辺美波っぽいハンビョルの、現代っ子的な機転と愛嬌はアクセントとしては良し。
でも結局カッコいいのはムニョンと、彼女の言葉に応えたゲートウェイの隊員達なんだよなぁ。
中盤から多少マシになるものの、早口で専門用語をまくしたてられるのは辛い。
今どういう状況で、何をしようとしてて、それはどのくらいの難易度で、結果は好転したのか悪化したのか…
把握が面倒で眠くなってしまったよ。
CGもそれ自体は凄いんだけど、質感が微妙に馴染みきっておらず、アニメに見える箇所があった。
しかしあんだけ船内で揉まれたら、歯が折れたり、ケガもあんなもんじゃ済まないような。
何より、罪の告白合戦してるの聞いて周りが号泣してるのはおかしいだろ。
少なくともジェグクは糾弾されるべき。
結果オーライにしてもムニョンのNASA長官就任も無理矢理感が過ぎる。
人間ドラマを入れ込むには描写が浅く、それをやったことでパニック物としても半端になった印象でした。
娘の名前とか言われても、先輩のこと何も知らんのよ…
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