「作られる犯罪と正義。」罪深き少年たち さわさんさんの映画レビュー(感想・評価)
作られる犯罪と正義。
実話に基づくとは言え昇任欲に蝕まれた私欲を権力を手段として濫用する恐ろしさに対峙する正義の葛藤を描いてました。袴田さんや大川原社など闇深い冤罪は数多いですが根底には権力に携わる側の私欲があります。犯罪者扱いされる方も公権力に反証する方も日常生活が奪われます。映画では正義の発露には他者の思いにどれだけ寄り添えるかが映像化されているように思いました。狂犬刑事役の方は硬軟織り混ぜながら演じてました。描かれた腐敗臭漂う公権力が少しでもあるべき正義であってほしいです。
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