「冤罪をでっちあげる権力」罪深き少年たち コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
冤罪をでっちあげる権力
腐敗した警察官が、実に忌々しくムカつくようカリカチュアされていた。
ドン・キホーテのごとく内部告発で腐敗に挑む実直な警官と、組織の力で冤罪がバレないように仕掛ける警察幹部の構造は、モデルになった実際の事件にあったのかは不明。
調べてみると、あくまでも時効が成立した後とはいえ、真犯人が名乗り出たことによる無罪の勝ち取りだったようで、内部告発云々は特になかったようだ。
それにしても洋の東西、アジア各国、どこでも警察や検察が冤罪でっち上げをしたのが明らかな場合、その指揮官・関係者を犯罪者として裁けないのが罷り通っているのに、憤りを感じます。
罪のない人間の人生を台無しに(時には死刑にまで)した権力者は、被害に遭った人間が受けたのと同じだけの相応の刑罰を受けるべきではないかとは思いました。
つい最近の日本で起きた、「大川原化工機冤罪事件」などを思い出したために一層そう思ったのかもしれません。
欧米では、無罪になった側がさ、らに訴訟で何十億もの賠償金を受け取るのが主ではあるが、警察側が処分されることは少ないようだ。
それと、リンチによる自白強要などもってのほかのはずだが、未だ韓国警察ではこんな捜査が主流なのかと疑問に思いました。
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