告白 コンフェッションのレビュー・感想・評価
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後悔。
大学山岳部OBで親友の浅井とジヨン、16年前の大学卒業登山中に遭難で亡くなったと思われてた西田さゆりの話。
16年後のさゆりの慰霊登山中、吹雪いてるなか足を負傷し動けなくなったジヨン、俺はもう助からないから先に行ってくれと言われるなか、「あの時、さゆりを殺したのは俺なんだ」と告白したジヨンと告白された浅井のストーリー。
すぐ近くにあった山小屋で難を逃れたけど、「あそこで死ぬつもりだから告白したのに」と、言ったことを後悔するジヨンと、聞いてはいけない事を聞いてしまい後悔する浅井とで…、外は吹雪いてるから外には逃げれない、ある意味密室の空間の中…。
どちらかと言えば浅井がビビりで、変な事聞いちゃったから俺は殺されるかもしれないという被害妄想的なとこから始まり、ちょっと様子がおかしくなって狂った様に見えたジヨンだったけど結局夢ですか。
「そっちの事か」と最終的には浅井の口からボロが出ちゃたけど、上映時間約80分と短めだけどスリリングで楽しめた。
会話劇だと思っていたら、まさかのバイオレンス・ホラーだった・・・
殺人を犯したことを告白した者と、それを聞いてしまった者との密室劇だが、内容的には、山小屋内で男2人が殺し合うだけのバイオレンス・ホラーで、完全に期待を裏切られてしまった。
せっかく、芸達者が出演するのだから、気まずい雰囲気をなんとかしようとジタバタするようなコメディタッチの展開に持っていったり、互いの腹を探り合うようなヒリヒリとした心理戦を描いたりできなかったものかと、残念に思ってしまう。
ホラーとしても、殺人犯が、いつの間にか後ろに立っていたり、階段から落ちて曲がった首をグキッと治したり、高速の匍匐前進で迫ってきたり、「シャイニング」並みにショベルや斧を扉に突き立てたりと、その様子は、怖いというよりも失笑もので、あまりのリアリティーのなさに呆れていると、まさかの夢オチで興醒めしてしまった。
エンディングのオチにしても、殺人犯が、自分の犯行の後に、主人公のしたことを目撃していたのならばいざ知らず、被害者が妊娠していたということが判明しただけで、主人公が殺人犯を殺す展開になるとは到底思えない。
どうせなら、夢の中のことではなく、現実世界で起こった殺し合いの経緯の方を、しっかりと描くべきだったのではないだろうか?
おそらく、それは、主人公の「嘘」が次々と明るみに出るような会話劇になるはずで、やがて、その「嘘」を隠すために殺し合いが始まるのだろうが、その方が、よっぽど面白い話になったのではないかと思えるのである。
日本語で喋れよぉ!!!
劇中でも「日本語で喋れよぉ!」とあるように浅井(生田斗真)が韓国語がわからない(ひょっとしたら少しはわかる設定なのかも)ので、ジヨン(ヤン・イクチュン)の肝心な独白がほとんど伝わってない。
なので、映画を見る身としては字幕があるのでわかるけど、劇中では会話がほとんど成り立ってないのが、非常に違和感。
浅井としてはやや話が通じるジェイソンに襲われてる感じになってしまっている。
他の人のレビューを見ると、B級ホラーっぽく撮ったとの監督の言。
うーん…それでも良いけど……なんかフォーカスするところが違うかな〜…。
あと、90%2人しか出てこない上、1時間以上2階しかない山小屋でバトルを見るのはかなりキツイ。
逆に二人の演技でなんとか成立させたのはある意味すごいと思うので、この点数で…。
長めのマキシマムザホルモンのPVって感じ。
ツッコミどころいっぱい😂
最初に、、、愛があるツッコミなので許してね。
そもそも山登りの仲間ならもっと強い繋がりがあるはずなのに、やたらよそよそしい、まあ、それは告白をしちゃったからか、、、
脚があんなになっているのに、あんな動けないでしょ、
あ、それも夢オチになるのか、、、
そうか、全部、夢オチで片付けられちゃうのか、、、ずるいな。
まあ、決定的なのは、妊娠していたら山には行かない、
ということかなー、これだけは言えると思いますよ、笑
舞台挨拶付きでした😊
ヤンさん、映画ではやたら怖かったけど(韓国語で独り言を言うの、やめてほしいよね、怖いわ😨)、本当はかわいらしい明るい方なんですね、ホッとしました😊
雪山の寒さを感じられず・・・
”東慶”大学山岳部OBの浅井(生田斗真)とジヨン(ヤン・イクチュン)が、学生時代に山で遭難した同級生のさゆり(奈緒)の慰霊登山中に遭難し、猛吹雪の中で立ち往生しているところから物語が始まりました。ただこの設定からして呑み込めない部分が多く、結論から言うと全くしっくり来ない作品でした。
そもそもどの山域にどれくらいの日程で入山したのかという具体的な話が一切出て来なかったので、推測するしかない部分も多々あるのですが、作中の山の風景を観る限り、2人が慰霊登山をした山は岩肌が露出したいかにも日本アルプス然とした高山で、高い木がないことから森林限界を超えていると思われました。日本アルプスであれば2000メートルを優に超える山域だったと思われます。また、「登山計画を出した」というセリフもあったため、最低でも1泊以上の山行だったのではないかと考えられます。1~2時間で戻って来られるような山で登山計画を提出することはないと思われますからね。
ところが、猛吹雪になるような厳冬期、ないしは3月、4月頃の高山に、それなりの日程で入山した割には2人の荷物が圧倒的に少なく、また服装があまりにも軽装過ぎて、非常に不自然でした。物語としても、冒頭脚に怪我をして死を悟ったジヨンが、浅井に対してかつて自分がさゆりを殺したことを「告白」するなど、冒頭のシーンは物語の核となる非常に重要なシーンだったのですが、情報が少ないことも相まって、余りに不自然な設定のためこの時点で本作への期待が腰砕けになり、疑問と文句ばかりになってしまいました。
さらに言えば、森林限界で猛吹雪になった以上、氷点下10度以下になっていてもおかしくないにも関わらず、あまり寒そうでなかったのも演出不足。特に冒頭のジヨンによる告白シーンでは、猛吹雪の中2人とも顔を出して普通に喋ってましたけど、あれはいくら何でもリアリティ無さ過ぎでした。まあ映画だから仕方ないと言ってしまえばそれまでですが、「八甲田山」なんかの観客にも”極寒”を感じさせる映像と比較すると、何とも軽くて残念でした。
その後避難小屋を見つけて何とか避難する2人でしたが、建付けが悪くて窓から吹雪が漏れているのに、ただでさえ軽装の上着を脱いだ状態でいるなんて、ちょっと信じられませんでした。いくらストーブを焚いたところで、あんな状態であんな軽装になるなんて、これまた寒さを感じられず、さらに腰砕けになりました。
肝心の避難小屋に辿り着いてから2人の心裡戦については、意外にもホラー展開になって行き、ようやく面白くなってきたかと思いきや、何と驚きの夢オチ。そしてリアルの格闘シーンは殆どなく、結局は告白しなかった浅川の方が暗黒面に堕ちていたというオチには、さらに腰砕けでした。
そんな訳で、雪山の寒さを感じられなかった点で設定を受け入れられなかったので、本作の評価は★2とします。
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