「複数回観ることを強要する映画」劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX 闘志さんの映画レビュー(感想・評価)
複数回観ることを強要する映画
待ちに待ったカルナイのライブ映画。とても楽しみにしていました。
初回は理解が追いつかずとても混乱しました。
豪華版のパンフレットを買い、隅々まで読み、過去の原作〜アニメ、CDの歴史を振り返りながら公開から3日間で3回以上観覧し、制作側のやりたい事は理解しました。
高評価のファンも「3回、4回以上は見て欲しい!そうしたら理解できる!」とレビューしています。
複数回観れば衣装やコーレス、構成の違和感が消えるのは当たり前です。「慣れ」ます。
「楽しくてもっと観たいから観に行く」のと「違和感を納得させるため、理解できるまで観に行く」のとでは違います。
作中のファン目線で「これがカルテットナイトというグループ・メンバー個人個人がやりたいと思い作り上げたライブ」なのか、と考えるほどに自分の解釈とは合いませんでした。
彼らはスターリッシュとは違い「ついて来れるやつはついて来い」というスタンスですが、新規や必死に付いてきたファンを置いてけぼりにするような構成にするだろうか?
ファンをふるい落とすような事をするだろうか?
初期〜中期ならするかも知れない。ですがこれは「今」の彼らです。
カルテットナイトのツアーライブ、超満員のアリーナ、きっとファンはチケットを入手するのも大変だったでしょう。複数公演参加するのも困難かもしれません。
声優さんもトークショーで仰っていましたが、ライブは生ものです。「一度しかないライブで、一度参加しただけでは理解できないものを作り与えた」
これが今回大きく残っている違和感です。
楽曲、ダンスは素晴らしいです。
1番は不満だったのはフル曲が1曲もないことです。
アーティストは曲の雰囲気や歌詞の意味合いが変わるため曲をカットされる事を嫌いますから。
彼らがやりたい事のために(作中で)七海が必死に作った曲すら犠牲にしているのは悲しくあり怒りすら覚えます。
アンコールの数分のために1回約2000円を何回もは高いです。
まだまだ追加映像やギミックが用意されているようですが疲れました。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。