フォールガイのレビュー・感想・評価
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STUNTMAN
エンドロールが1番あがる。
いわゆるメーキングなのだけれど、演出や編集が介入しない"生"を見ることができる。
作品の中に組み込まれるとどこか現実味も薄れる様々なスタントが、やにわに現実味を帯び、アレらをやっている人がいるのだと教えてくれる。
年甲斐もなく滾ってくる熱を感じる。
物語はそこそこ込み入ってはいるものの、デフォルメも多いと言うか酷いというか…冒頭に主人公2人にそれぞれ長回しがあるのだけれど、撮影現場の雰囲気というか、現実とは違う世界観を提示してるようではあって…けれどデフォルメ過多で、いくらなんでもと思いはするものの基本コメディだしなと溜飲を下げる。
とは言え、コルトの台詞の端々にスタントマンとしての思考を感じ、キャラまでデフォルメし過ぎてる訳ではないのだなと思う。
車を止める為に仁王立ちで撥ねられるってなやり過ぎじゃねぇかとは思うが…まぁ、それに近しい事をやらなくもないのであろう。
物語の随所に差し込まれるスタントは楽しくて、やってんなぁと思う。そうスタントなのだ。あまり人と戦ったりしない。
なんて言うかアクションマンとスタントマンに明確な境界があるかのようだった。
色んなスタントを魅せるというか、物語上は駆使していて、スタントマンのもつ身体能力を存分にアピールしてくる。というか、1番違うのはハートなのだとアピールしてくる。
昔は命知らずなんて言葉を当てられたりもしたけれど、ヤレる事やいけるんじゃね?と思うボーダーラインがバグってるのだ。コルトも復帰したてのスタントで、砂のコンディションを気にする程、繊細な感覚を持ち合わせてもいる。
かと思えば、数十m下のエアマットにまるでフカフカのベットにダイブするかのように笑顔で落ちてったりする。その内側を理解しようとしても無理で…そういう人種なのだ。
1番グッときたのがサムズアップのくだりだった。
「親指を折るなと叩き込まれる」
これこそがスタントマンの矜持なのであろう。
常人がやると死ぬような事をやっても無傷で生還する。「俺は大丈夫だよ」そのサインが"サムズアップ"って親指を立てる意思表示なのであろう。
途中、コルトが大事そうにマイアミバイスのジャンパーを抱きしめるとことか胸が熱くなる。
彼が業界を離れ彼女の前から去った理由にサムズアップが絡めてあった事も説得力あっなぁ。
スタントマンってやっぱカッコいい!
世界各地で前人未到のアクションに日夜挑んでいるスタントマンに拍手喝采だ。
後半の盛り上がりがさすがで後味としてはすこぶるいい作品であった。
なにこれ、ムッチャおもしれー!
予備知識ほぼ無しで鑑賞。
ジャッキー・チェンの「ライド・オン」、ブラピの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(どっちも馬が出て来たし)、そこにマッドマックス(オーストラリア)やミニオンズ(ベタな悪人と懐メロ)の要素を加えて、「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」が持つ重低感を取っ払った割り切りにも既視感あり、となっている。トップガン・マーヴェリック並みにストーリーどーでもいいのにアッケラカンとしててすっげー面白い。
なんでKISSがロゴまで含めてここまで推されてるのかよくわかんない。とにかくオープニングのUNIVERSALのロゴが回ってる背後から流れ「この映画は考えて見るものではありません」と教えてくれる。
フィル・コリンズは英国要素としてぶち込まれてたんだろうか。
シドニーのオペラハウス目の前のパイロとかマジか(合成でも許す)。
手を叩いて喜んでたら終わってた、そんな映画である。
★半分マイナスなのは大スクリーンでの上映が少ないから。IMAXで見た人たちは中盤までIMAXで見る意味をあまり見いだせなかったろうが、エンディングに向けて「やっぱ良かった!」と思ったに違いない。
R・ゴズリング大好きで良かった!
ワタシの推しはニコラス・ケイジとR・ゴズリング!なんか、愁いを含んだ微笑にキュンとなって、追いかけ続けているのです。
特にライアン(レイノルズさんも好きですよ)はイケメンなのにアクションものになるとちょっとポンコツ臭が漂うところ(ナイスガイズなんかその典型)が憎めない。
そんな彼が今回扮したのがスタントマン。スタントの世界をリスペクトした作品は「スタント・ウーマン」を以前観たけれど、そのガチ加減とはテイストが異なるエンタメ作品に仕上がりました。
なんといっても冒頭映し出された数々のアクション作品からハートを持って行かれました。
その後少し中弛みしたようにも思えたけど、予想通りのエンディングに向けてハラハラドキドキ、パートナーと「わー!キャー!」言いながら楽しんじゃいました。
ワタシ的にはドはまりの作品だったのですが、斜め前に座っていたお爺さんはスタートから1時間半くらいはうなだれたまま夢の中でしたから(マジで息絶えたのかと思った💦)、好き嫌いが分かれる作品だったのかなぁ……
それにしても、バービーの時よりも二の腕がずっと太くなってたなぁ。頑張ったよね!
面白かった!
これぞハリウッドアクション映画
極力VFXなどを排除した映画。設定がSF映画撮影中なので、現場にブルーバックがない。ほとんど砂漠や海上、町中ロケ。人間が運転し、人間がワイヤー装着しているだろうが、高層ビルやヘリから落下する。ライアンゴズリングも極力自分自身でアクションシーンを演じているので、感情移入できた。ラブコメの要素も楽しめるし、お勧めします。
面白くなるまでが長すぎ
258 デビットリーチ=期待値が高い
2024年公開
物語はそつなく作られていて全くノーストレス。
主演二人は文句なく彼らを中心に展開されている。
ちょっと入れるギャグもよか塩梅。
でもアクションシーンには若干残念と思うのはワタシだけ?
進行がうまく作られ過ぎ、アクションイマイチだと
点数増えんなあ。
それと公開2週目で地元ハコでは早くも字幕版が深夜枠。
なので吹き替え版になってしまって
もう一つ訴えかけるモノがなかった。
60点
鑑賞 2024年8月24日 イオンシネマ草津店
KISSのラヴィン・ユー・ベイビーは実はあまり
好きではなくて
ブロンディのコールミー
桑名正博のセクシャルバイオレットNO1
のパクリか?と当時思っていたので。
しかしこの3曲1979年か1980年のリリースで
誰がパクってんの?
元ネタが同じで発売ってあるの?
すごぉい!
映画予告を観て想像するに、映画監督の妻(or彼女)と、そのスタン...
映画予告を観て想像するに、映画監督の妻(or彼女)と、そのスタント役の冴えない夫(or彼)が、最初は険悪関係だが、ある凶悪事件に巻き込まれ、彼が持ち前のスタントスキル・技術を発揮して、悪党を滅ぼし、最後は二人、よりを戻す映画。と思い、鑑賞。かなり昔の映画、「ダイ・ハード」(こちらは刑事ですが)を重ね、期待していました。
大枠その展開ではあったものの、ややコミカル色が強く、ダルい尺も散見し(あとから「ブレット・トレイン」のデヴィッド・リーチ氏と知って納得)、想定と違うテイストに、中盤からは内容を追うのは止め、ライアン・ゴズリングとエミリー・ブラントのその場その場の動き、しぐさを眺め、楽しむことにしました。二人とも魅力的でした。
世界観は広くなく、事件も「凶悪」というより、誰もが知る少年探偵アニメTV版の、とある1話に出てくる犯罪者・犯罪理由くらいで、映画としてのストーリーインパクトは少なかったものの、スタントシーンはこの映画の軸だけに迫力があり、ちょっと無理やり感のある演出でしたが、スタントマンへのリスペクト、心意気を滲ませていた映画でした。
元カノの監督映画に起用されたスタントマンが巻き込まれる事件のお話...
元カノの監督映画に起用されたスタントマンが巻き込まれる事件のお話です。相変わらずどこか困り顔のライアン・ゴズリングの誇り高きスタント振りが気持ちいい上、エミリー・ブラントの愛らしさが抜群に輝きます。そして、カースタントあり、連続爆破あり、高所からの転落ありの派手なシーンは、毎日の暑さを映画館で吹っ飛ばすには最適です。
特に後半、次々繰り出されるアクションにヒャッホーと快哉を叫びつつ、「スタント役のライアンのこのアクション・シーンも実際には彼のスタントが演じてるんだろうなぁ」と思って観ていたら、エンドロールで本作撮影時の様子も映し出され、スタントの人々へのリスペクトにちょっとジーンとしてしまいました。
これも配信でよいかも…
どうも最近の米国映画は観た後何も残らないんだよなぁ
スタントマンへのリスペクトはあるんだけど、それだけの様な感じのする映画であった。
犯行に至った経緯(過失)も罪を被せようとし画策した行為も幼稚過ぎて呆れた。またそれを告白させ録音すると言う単純なストーリーで何のひねりも無い。それらを全て大金を使ったセットと大げさなアクションで、只々観せるだけの映画であった事が残念でならない。
スタントマンへのリスペクト
スタントマンへのリスペクトを感じました。
でも、このシーン必要? と思う場面が多々あり、また演出がピントがズレていると言うか、痒いところから数センチ外れたところを丁寧に掻いている感じ。
どうでもいいようなことに延々尺を割いているのもそう。
撮影シーンで、拡声器越しに延々元・恋人同士の当てこすりを続けるのは意味がわからないし、失踪したトムの部屋に潜んでいたトム彼女、コルトとあれだけ尺使って死闘を繰り広げたのに、その後全然絡んでこなくて、あれは何だったんだろうとか。
事件は解決したんですよね?
結局どうなったのかグダグダでよくわからずストレスフルでした。
このあたりもピントがズレてるような気がする。
せっかく面白くなりそうなネタなのに、活かしきれなくて残念。
でも、面白かったです。
アメリカのTVドラマのリメイクとのことですが、これは知らなかった。
子供の頃、それなりに夜ふかしして「600万ドルの男」とか「バイオニック・ジェミー」とか好きで毎週見ていたんですけど。
(ちなみに、600万ドル~ より、パイオニック~ が断然面白かったです。)
「トラック野郎BJ」って大好きだったのにあまり知られて無くて残念。
全部見せちゃうし、脚本も最高!そして、ヤン・ハマー!
「ブレット・トレイン」「ワイルド・スピード スーパーコンボ」のデビ...
「ブレット・トレイン」「ワイルド・スピード スーパーコンボ」のデビッド・リーチ監督が、ライアン・ゴズリングとタッグを組んで描いた痛快アクション。1980年代に放送されたテレビドラマ「俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ」を映画としてリメイクし、危険な陰謀に巻き込まれたスタントマンの戦いを、自身もスタントマン出身のリーチ監督がリアルかつ斬新なアクションで活写する。
大怪我を負い一線から退いていたスタントマンのコルトは、復帰作となるハリウッド映画の撮影現場で、監督を務める元恋人ジョディと再会する。そんな中、長年にわたりコルトがスタントダブルを請け負ってきた因縁の主演俳優トム・ライダーが失踪。ジョディとの復縁と一流スタントマンとしてのキャリア復活を狙うコルトはトムの行方を追うが、思わぬ事件に巻き込まれてしまう。
主人公コルトの元恋人ジョディを「クワイエット・プレイス」シリーズのエミリー・ブラント、失踪した主演俳優トム・ライダーを「キック・アス」シリーズのアーロン・テイラー=ジョンソンが演じた。
フォールガイ
2024/アメリカ
配給:東宝東和
ゴズリンサイコー!!
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