「アクションと音楽がカッコよければ許せる」フォールガイ kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
アクションと音楽がカッコよければ許せる
デビッド・リーチって監督はスタント出身だけあってアクションが小気味いい。「デッドプール」もそうだし「ブレット・トレイン」もアクションシーンにハラハラ・ワクワクしながら楽しんだことを覚えている。本作も撮影としてスタントしてるシーンと、物語として盛り込まれたアクションシーンの両方で楽しませてもらった。中盤のカーアクションなんか本作の代表的なシーンだっと思う。他にも、エミリー・ブラントとライアン・ゴズリングのアクションがガッツリあるとは思わなかったし、しかもそれが地味にカッコよかった(特にエミリー・ブラントが!)。
ちょっぴり強引な展開もあったりしたけど、全体的にスッキリする脚本も悪くない。もちろん深みなんかないけど、それでいい。本格的なアクションが多めのラブコメっぽい話だから。好きなんだからしかたないよな。劇中映画の「メタルストーム」のくだらない感じも笑えた。本当に作られたらつまらないって予想ができても絶対に観てしまうはず。
あと、個人的には音楽がとてもよかった。KISSとかAC/DC、THE DARKNESSが流れてきたのも楽しかったけど、カラオケのシーンでフィル・コリンズのあの曲のイントロが流れてきたときと、マイアミ・ヴァイスのテーマが流れたときは思わずニヤけてしまった。ヤン・ハマー懐かしいな!
全体的に映画愛に溢れた作りだった。映画のセリフを言い合ったりしてたし。期待通りに楽しい映画にしてくれて感謝しかない。デビッド・リーチ監督にはこれからも期待していきたい。
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