「予想を遥かに上回る絶品エンタメ」フォールガイ 鶏さんの映画レビュー(感想・評価)
予想を遥かに上回る絶品エンタメ
繰り返し観ていた予告編では、「アクション、愛、規格外、フォールガイ」なんていう親父ギャグ的なキャッチコピーが印象的で、かなり軽薄な感じの映画なのかなという先入観を持って劇場へ行きました。しかし結果は予想を遥かに上回る出来栄えで、非常に堪能できる作品でした。
何と言っても良かったのは、役者の演技は勿論、全く飽きさせないテンポの良いストーリー展開、中身がないかと思いきや意外にもしっかりと創られたストーリー、随所に挿入されたユーモアとハラハラドキドキのアクションシーン、そして一番素晴らしかったのは音楽とストーリーが完全にマッチしていたところ。特に過去主人公のコルト(ライアン・ゴズリング)に捨てられたジョディ(エミリー・ブラント)がカラオケで唄うフィル・コリンズの「見つめて欲しい(原題:Against All Odds(Take A Look At Me Now))」は非常に印象的でした。
また、スタントの醍醐味も十分堪能できました。カーチェイスやコルトが火を噴くシーン、そしてヘリコプターでの空中戦など、見所たっぷりでした。エピローグでは種明かし的な映像が流れていましたが、まああれもご愛敬と言うところでしょう。
あと、これは個人的なことなのですが、以前からライアン・ゴズリングとグレン・パウエルを良く間違えることがあり、実際2人は良く似ていると思いこんでいる訳です。そんなわたし的には、トム・ライダーをグレン・パウエルにやって欲しかったと、叶わぬ夢が頭に浮かんだところでした。
そんな訳で、非常に非常に面白かった本作の評価は★4.5とします。
共感ありがとうございました。
とにかく最近はライアンもグレンも引っ張りだこですね。
ついでにライアンレイノルズもIfとかいう、地味な作品にまで贅沢に出演してますw