「スタント愛は分かるが、ストーリーと嚙み合わない」フォールガイ 矢吹 貴さんの映画レビュー(感想・評価)
スタント愛は分かるが、ストーリーと嚙み合わない
主演俳優のスタントダブルを演じるライアン・ゴズリングが、スタント経験を生かして、主演俳優の失踪とそのトラブルを解決していく話なんだけど、まず、R・ゴズリングの魅力イマイチ感じられなかった。監督で元カノ役のエミリー・ブラントはよかったんだけど。
スタントマン出身のデヴィッド・リーチ監督作だけに、スタントほか現場を支えるスタッフへの感謝の気持ちや映画製作への情熱は込められているのは画面からよく伝わってくる。
しかしながら、特殊メイク・アーティストがその技術を駆使して陰謀に立ち向かう映画「F/X 引き裂かれたトリック」とは異なり、激しいアクションとストーリー展開が嚙み合っておらず、私は映画にのめりこめなかった。残念。
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