「薄っぺらな作品」フォールガイ JUNさんの映画レビュー(感想・評価)
薄っぺらな作品
コメディ調なのは良いが、最初から最後まで内容の薄いドタバタ劇が続く。良い役者と予算をかけてこんな程度の物とは、近年のハリウッド映画の中でも酷い出来だと思う。
取ってつけたようなラブストーリーとアクションだけで、ストーリーの細部や脚本が練られていないから退屈で飽きてしまった。後から分かったがこの作品の元ネタはTVドラマだったようだが、それなら脚本は充分練り直せただろうし、良くなって然り。それがこんな体たらくになってしまった原因は、監督がスタントマン出身で自らへの思入れからかスタント・アクションに力と時間をかけ過ぎて構成が崩れ、ストーリー自体が甘くなってしまったと想像する。
結果、ライアン・ゴズリングとエミリー・ブラントの魅力だけに頼っている様な作品となってしまった。
久々に途中で帰りたくなったが、期待していただけに残念。
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