チェンソーマン レゼ篇のレビュー・感想・評価
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MAPPAにしては雑
原作(5巻途中〜6巻)を読み直してから鑑賞して、さらに原作を読んでの感想なのですが、原作に忠実に、だけどそのままだと尺が短くなるからあちこちで内容を膨らませながらという配慮については何ら問題ないのですが、漫画の描き方と映画の描き方にはどうしても違いがあるので、その特性を理解してから臨まないとそれだけで違和感が生じてしまう事をあまり考えてなかったのかなとも感じました。
先ずそれぞれのシークエンスの展開自体は悪くないのに、ほんの0.数秒(数コマ)編集が長くてテンポがリズミカルに感じられないところがところどころありました。次に、恐らく宮崎駿監督の精神に乗っ取ったからなのか手書き表現を重要視しているがために、主として台風パートでの迫力が全くなく、むしろ雑にしか感じられず、「これって板(ブルーレイ)を出すときまでに書き直すつもりでとりあえず締切に間に合わせたってこと??」って思いながら観てしまう始末。最後に、漫画だとひとコマしか描かれていないレゼのプールでの全裸シーン。漫画だと確かに丁寧に細かく描く必要は無いのだけれど、ここのシーンをかなり膨らましつつ2人の心の交流を描こうとしている時に、裸を描きながらも乳首を一切描かない違和感!この映画の作画クオリティならば、描かないと甚だ不自然にしか見えないのですよ。もしもわいせつ性を気にしての配慮ならば、月明かりの中なのだから乳首に色を着けなければいい。乳輪もしっかり描かなくてもいい。でも、乳首は最低限描いて、デンジにも原作通り「乳首見えてる」ってセリフを言わせなきゃダメでしょ!?ひとコマだけで描写して、ストーリーを進められる漫画じゃないのよ、これはアニメ映画なのよ。しかも展開を膨らましているのに。そういう所を「漫画での表現通りだから、このままでいいんじゃない?」っていう判断で逃げてるところ、それが今のMAPPAの限界なんだなあって思う。
恐らく今作はMAPPA1社での製作という勇気ある行動を起こしているから、失敗は一切許されない中での判断だったのだろうと思うけど、どんなジャンルであろうと映画は芸術作品なのだから、わいせつ性を伴わない表現であれば許容されるのに、ちゃんと向き合わなかったことには残念だと指摘するしかない。
ラストのバトルシーンだけでも劇場で見る価値がある
短編が何話もあるシリーズ物が大の苦手なAnarchistはチェンソーマンはテレビシリーズ12話を何とかクリアした状態でIMAX鑑賞。土日を避けたにも関わらずかなり人がいた。これは!かなりヒットするんじゃないか?
IMAX用に作られているわけではないのか画面が小さくて爆音で米津玄師流れるし(大嫌い)序盤はかなりイラッとした。画面ちいせーよってボソッと言いたくなった。一瞬IMAXにしたの後悔した。私はアニメは昔のOVAセル画派でデジタル化が進んだ後のペラペラの作り込みが甘いと感じるものは大嫌いな性格。人間の手で描かないなら全部CGで良いじゃんと思ってしまう時がある。そのせいで食わず嫌いのものがまだまだ沢山ある。アニメ映画としては中盤までは「この程度か」と思っていた。「ヌードじゃないヌード」ほど嫌いなものも無いしつまらんもの見せられるのかと思っていたが。。。
後半に予算を割いたのかいきなり作画がめちゃパワーアップ。笑
レゼとデンジのアニメ映画史に残る物凄いバトルシーンが用意されていた。ここは音のミックスの良さも重なってその芸術性の高さに度肝を抜かれた。一言で言えばとにかく美しい!これは素晴らしい「映像体験」だった。とにかく作り込みが半端ない。MAPPAやるじゃん!技術の進化を知る上でも楽しい時間だったしまたチェンソーマンの映画みたいなと思った。しかし!この程度でR12にするんじゃ無いよ。つまらん。最後再び米津玄師が流れてイラッとしかけたがヒッキーこと宇多田ヒカルちゃんが登場したので優勝。笑顔で劇場を後にした。
次はさらにイカれた映像体験を頼むぞ!もっと吹っ切れて良いんだぞ!!MAPPA!!!
原作に忠実
文句の付け所がない大傑作
鬼滅のレイトショーでうたた寝してしまった自分が、恐る恐る今回もレイトショーで鑑賞。
その結果、興奮しっぱなしで画面に釘付けの2時間でした!
原作はうろ覚えでしたが、問題なく楽しめました。
米津玄師のOPから始まり、挿入歌にマキシマムザホルモンの人気曲(70%ver)、EDには米津玄師と宇多田ヒカルのデュエット!
音楽の素晴らしさが光ります。
さらに、鬼滅と違う方向性での作画の暴力。圧巻です。(最早何が起こっているのかいい意味で分からない)
敵キャラ兼ヒロインのレゼも、原作通りでたいへん魅力的でした。
TVシリーズはなぜか特大ヒットとはいきませんでしたが、今回の映画が起爆剤となり、復活を遂げるような気がします!
ぜひ、マキマ編まで映像化お願いします✨
MAPPAの本気度がヤバい!
原作通りなんだけど……
めちゃくちゃにファンというわけでもないですが、原作も面白く読んでいます。
内容もテンションもしっかり原作通りなのに、かなり冗長に感じてしまいました。
戦闘シーンのメリハリ、緩急がないからか……途中からこの一時間くらい、特に何が明かされるわけでもなく、ずっと同じことやってるなぁと思いました。
アニメから続くレゼ編であり、もちろんこの後も物語は続くわけですが、映画となると一つの作品としての構成、脚本も重要だと気付かされました。
これならアニメで良かったのでは…?と思ってしまった。
作画、音楽、相変わらず素晴らしかったです。
おれは、おれのことが好きな人が好きだ…(名言)
こんなこと口走っちゃうボンクラボーイに、CV上田麗奈ガールをぶつけるのはオーバーキルだろ!牛尾憲輔の繊細な劇伴が似合う前半のムードたっぷりのボーイ・ミーツ・ガールから、後半の爆発虐殺シャークネード(!?)への転調があまりに鮮やかで、悪辣でさえある。「呪術廻戦」からの流れで、夜のビルを爆砕しながらのバトルでは右に出るものがいないんじゃないか、というMAPPAの超作画が暴れまくる。TV版から続行のマキシマムザホルモン曲で反撃開始なのもアツい。終わり方といい(パワーちゃんが居なければ情緒的に耐えられない)「劇場版」として完璧なエピソードで、原作時点でこのパートを映画にする構想があったのでは、とさえ思う程。敢えて無理気味に文句をつけるなら、元々完成度の高い原作を、ここまで忠実にアニメ化しちゃうのは遊びがなくて少し窮屈さを感じなくもない。
一番の功労者ビームじゃん、、
こんなにも美しいとは。。。。
最後がいい こんな最後もいい
迫力のバトルシーン
「ボム」= 盤上のクィーン。
観に行くつもりは無かったが、米津玄師の歌にのせた映像を見て気が変わった。レゼはレゼ。わたしの脳内映像よりも軽く幼い感じだったが、「男が思い描く理想の彼女」に違いない。数年前君に「○○はレゼが好きそう」と言われたけど、わたしはずっと「ボム」に惹かれている。レゼの対極の彼女に。残虐で冷酷な彼女が観たかった。クールな美声の一言一句が、わたしの背骨に氷を詰める。ぞくぞくして、火傷しそうに熱く、ケダモノの本能が猛る。そんな映像を期待していた。映画の始まる前、後ろの席の大学生が「レゼの尻を観に来た」と声を潜めて話していた。わたしは「ボムに脳を焼かれに来ていた」。戦闘描写はとても迫力があった。ヒロインは甘く優しい。「ボム」は盤上のクィーン。縦横無尽に天を駆け、野郎どもをプライドもろとも粉砕する。映画の彼女は、いたってマイルドだった。わたしはコーヒーに、砂糖やミルクを入れん派じゃ!
アニメ映画化の最適解
TV版では見られなかった、視聴者が見たかったものを期待以上のクオリティで映像化してくれた。
見る側に原作やTV版の下地があるとはいえ、100分でこのクオリティに仕上げたのは素直に感心する。フライヤーに「MAPPAの本気」と書いてあっても誰も文句は言わないだろう。
特に、田舎のネズミと都会のネズミのくだりは、漫画で読む以上に際立っていた。
音楽、爆発音、花火の音など、音響へのこだわりはここ最近の映画の中でも群を抜いている。そして、上田麗奈が演じるレゼは最高だった。
これはIMAXなど、最高の環境で体験すべき作品だ。
他のアニメ映画化とは一線を画す、『映画館で観るべき作品』と言える。この劇場体験に特化した作り込みへの加点で☆4.5。VODで見るなら、評価は☆4だろう。
勿体ない!
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